新型コロナウイルスが流行し、医療現場がひっ迫、病床がなくなり、医療崩壊勝ち数いているといわれ、ワクチンを打つか打たないかで世間が物議をかもしている中、私たちの人権は守られているだろうか。 （93字）

　

　新型コロナウイルス（covid-19）が流行し、医療現場がひっ迫、病床がなくなり、医療崩壊勝ち数いているといわれ、ワクチンを打つか打たないかで世間が物議をかもしている中、私たちの人権は守られているだろうか。
　定義として、人権は各個人が全員持っているものであり、持っていない人はいません。誰でも平等に扱われる権利が人間にはあるのです。たとえ立場が違っても、人として同じように扱われるべきです。新型コロナウイルスが流行している今、人権の定義がおかしくなっていると思います。
　もし今、一人の一般男性がコロナウイルスになったとしましょう。この人は「軽症」と判断されれば、自宅療養となるでしょう。では、有名人（コメンテーターやお笑い芸人、人気アイドル、政治家等）だったらどうでしょう。「軽症」なら自宅療養となるでしょう。でもこの二人が同時に「中等症」などに重症化したらどうなるでしょう。先に病院に入れるのは「有名人」でしょう。妊婦さんや高齢者の方も病院に入れない今の世の中でも、「有名人」などの影響力のある人は、病院に入れるのです。そんな現実があるのです。病床が開いていない中、優先的に入院させた方が良い人も入院できないこの状況で、悪く言えば「差別」に当たるようなことが、起きているのです。
　これは、「人権の侵害」に値し、あってはならないことです。別に僕が重症化したからと言って、「順番通りに病院に入れろ」とは言いません。でも、今優先的に入っている人よりも先に入れるべき人がいると思います。人には立場があります。社会の上の方に立つ人や学生、いろいろな人がいます。でもこの人たちは、立場が違っても「同じ人間」として扱われるべきです。力があるから優先的にする。人気があるから優先する。事務所などから圧力がかかっているから、優先する。これはあってはならないことです。みんなが、「同じ人権」で守られている以上、同じように扱われるべきだと思います。
　このコロナ禍で人権問題が出たことを、プラスにとらえ、これからの社会をよくしていくために、人権とは何なのか、もう一度考え、見直すべきだと思います。これからが良い社会になるために。