●総合 81 点 

字  数 1117 字 思考語彙 56 点  (15 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 79 点  (71 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 96 点  (174 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙56



























































96
知識語彙79
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

14160809050409201707101306050914110605031007130613


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
58 ちだ。
69 ろう。
37 ずだ。
37 のだ。
19 思う。
27 らだ。
34 ある。
92 だわ。
77 いね。
29 った。
48 する。
55 みる。
37 いる。
27 した。
37 ない。
57 のだ。
39 思う。
25 らだ。
54 ある。
23 ある。
44 ろう。
33 まう。
64 すい。
30 ない。
52 なる。
92
77
69
64
58
57
55
54
52
48
44
39
37
37
37
37
34
33
30
29
27
27
25
23
19

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
アンは物事を「多分リンドのおばさんが言いなさるように、何事も前もってさだまっていて、どちらにしてもそうなるかもしれないけれど、それにしても運命の手先に使ってもらったと思うと、素敵だわ。 (92字)
 

【本文】
 私たちの言葉についての認識は、普通その実用的な働きの方に大変偏っていて、もうひとつの詩的な働きの方は忘れられがちだ。普通の人が日常的な経験を日常的な言葉で表現して満足しているのに対して、詩人と呼ばれるような人たちは、日常的な経験を超える経験を持つだろう。そしてそれを表そうとすると、もはや日常の言葉の使いかたでは不十分なはずだ。そこでどうしても、日常の言葉の枠を超えるということが必要になってくるのだ 。私は詩的な言葉を大切にすべきだと思う。
 第1の理由は実用的なことばかりではつまらないからだ。赤毛のアンシリーズの3巻、「アンの青春」では詩と散文という章がある。アンは物事を「多分リンドのおばさんが言いなさるように、何事も前もってさだまっていて、どちらにしてもそうなるかもしれないけれど、それにしても運命の手先に使ってもらったと思うと、素敵だわ。そうよ、全くロマンチックだわ」とすべての物を詩的に見るが、マリラやシャーロッタ四世という登場人物は、「私には、何がそんなにロマンチックなのかわからないね。まず2人の若いばかものどもが 言い争いをしてふくれかえった。そして男の方は合衆国にわたり、しばらくしてからそこで結婚して、どこから見ても幸せな暮らしをする。そのうちに家内が死に、いい加減な間を置いてから、最初の女が自分のところに来てくれるかどうかと思って帰ってみる。一方、女の方じゃ自分の気に入る縁談がないかなんかで、1人暮らしをしている。そこで2人は会ってみて、やっぱり一緒になることにした。さあどこにロマンスがあるのかい。」と散文的にしか物事を見ることができない。この時、アンにはすべてのものが輝かしい、新鮮な天の光に包まれて見えるが、ほかのふたりの目にはそうはうつらないのだ。私は、アンのように、物事を詩的に見た方が、気分も人生も明るくなり、よいと思う。
 第2の理由は詩的な言葉は印象に残りやすいからだ。企業の宣伝費(2008年)では、1位パナソニック904億円、二位トヨタ自動車881億円、3位本田技研工業880億円である。コマーシャルは、多くてもせいぜい30秒である。しかし、その宣伝にこれだけのお金をかけているということは、それだけ効果があるからだろう。確かに私達はすぐにコマーシャルで言っている言葉などを覚えてしまう。また、友達と話した会話の中で、覚えているのがダジャレだけ、ということもあるし、歴史の年号を語呂合わせなどで覚えると、覚えやすい。
 確かに詩的に見なくても、伝えたいことが伝わるかもしれない。しかし、「物事は美しいからこそ価値がある」という名言があるように、物事を詩的に見ると、人生が明るくなる。

原文   森リン ベスト5