項目の説明
表記 決めてくる、読みかえす
キーワード
説明 書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
指導  低学年の作文の場合は、書くことを本人が事前に決めていることが重要です。先生が、「今日、何を書くの」と聞いたときに、「まだ決めていない」という返事があったときは、「今度は決めておいてね」と一言アドバイスをしておく必要があります。
 決める内容は、自分のしたことを中心にします。例:きょうのこと、このまえのこと、○○をしたこと。
 書きにくい内容は、
(1)見たり聞いたりしただけのことで、自分自身のしたことが少ない題材。例:映画を見にいったこと、ゲームをしたこと。(野球をしたことなどという題名のときも、試合の経過を順番に書くのではなく自分のしたことをくわしく書くようにアドバイスします)
(2)まだ起きていない未来のこと。例:明日は遠足、もうすぐ夏休み。
(3)説明文的な題材。例:僕のお母さん、私の先生。
(4)これまでのまとめ。例:この1年間をふりかえって。

 書いたものを読み返すことは、だれでもしたがらないものです。低学年のうちに、読み返す習慣をつけておく必要があります。
 作文に誤字がある場合、その誤字を注意するよりも、一度読み返してから提出するように指導をする方が効果があります。
 ただし、自分の書いた文章は読み返しても間違いに気づかないことが多いものです。