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構成 書き出しの結び/作文
キーワード 書き出しの結び <<構成>>
説明 書き出しのキーワードを使って結ぶ
指導  書き出しの5行(100字)以内に使ったキーワードを結びの5行(100字)以内に使って結ぶという書き方です。
 書き出しの結びをするためには、書き出しの段階でユニークな語彙がキーワードとして使われている必要があります。多くの場合、書き出しの工夫で、会話や情景や名言を書いたあと、その書き出しに対応した結びを書くような形になります。
 もし書き出しが平凡な「いつ、どこ」のような場合は、書き出しにキーワードとなるようなユニークな言葉がないので書き出しの結びは指導できません。

 例:「うわあ、大きな灯台。」僕は叫んだ。六月のある日、僕たちは……。(書き出し)
 ……振り返ると大きな灯台が僕たちに手を振っているようだった。(書き出しの結び)

 例:「ザッバーン。」八月の晴れた日曜日……(書き出しの工夫)
 ……私の耳には、今もその波の音が響いている。(書き出しの結び)

 例:「赤いリンゴの実が目に飛び込んできた。(書き出しの工夫)
 ……そのリンゴは今も僕の机の上に置いてある。(書き出しの結び)

 事実文の書き出しの工夫よりも、意見文の書き出しの工夫の方が書きやすいことが多い。