サツキ の山 4 月 2 週
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○自由な題名
○こわかったこと、何かを初めて食べたこと
★学校へ行く道、山さいつみ

○ねむって冬をこす動物(感)
 ねむって冬をこす動物――くまやかえるの冬みん――

 【1】冬のころ、はたけや、にわの土をほりかえすと、中から、かえるやとかげなどがでてくることがありますね。
 【2】いいきもちでねていたところを、おこされたといわんばかりに、目をぱちくりさせて、あわててまた土の中にもぐりこみます。
 【3】かえるや、とかげは、こうやって、冬のあいだ、土の中でねむっているのです。
 長い冬のあいだじゅう、ずっとねむりとおすなんて、ずいぶんねぼうですが、これは、どういうわけなのでしょう。
 【4】かえるやとかげは、まわりの温度につれて、からだの温度がかわるという、きみょうなせいしつをもっています。ですから、冬になってあたりがさむくなると、じぶんたちの体おんも、きゅうにさがるのです。
 【5】そうなると、もう、かつどうすることができません。あたたかいあなや土の中にもぐって、じっとしているのです。【6】こきゅうも、ゆるやかになり、血のめぐりも、ほとんどとまっているといってよいくらいです。たべものは、もちろんたべません。
 【7】はんぶん死んだようなようすで、冬をこすのです。これを、冬みんといいます。
 このほかに、りすや、やまねなども、冬じゅう、木のほらでねむってすごします。
 【8】小さな動物ばかりではありません。おどろいたことに、あの大きなくまも、冬じゅう、あなの中でねむっているのです。
 これは、かえるや、とかげのように、からだがひえるためではありません。【9】冬になると、ありや、かになど、くまの大すきなたべものが、そのへんにいなくなるし、木のみなどもなくなりますから、秋のうちに、たくさんたべておいて、冬のあいだは、あなにはいって、じっとしているわけなのです。【0】

(「世界ふしぎめぐり三年生」より抜粋)