長文 4.3週
1.一寸いっすんむしにも五分ごぶのたましい

2. 【1】一寸いっすん(やく三センチメートル)しかない 小さなちい  むしでも、からだの はんぶんに あたるぐらい、大きなおお  たましいを もっている 【2】ということから、どんなに 小さくちい   よわいと いわれているものでも、こんじょうや かんがえを もっているものだという ことわざです。【3】五は、一寸いっすんの はんぶんです。
3. 【4】ですから、どんな あいてでも けっして ばかにしてはいけません。
4. 【5】あいての よわいところをついて、いじめたり からかったりしていると、いつかは しっぺがえしされます。
5. 【6】じぶんよりも 小さくちい  て よわいものを いじめるのは、にんげんとして いちばん さいていな おこないです。
6. 【7】にたような ことわざに「やせうでにも ほねあり」 というのが あります。
7. 【8】けんじくんの 子どもこ  かいの やきゅうチームは、まいとし 一かいせんで まけてしまいます。【9】「よわよわチーム」と いわれて、四年生ねんせいひとが、
8.「一寸いっすんのむしにも 五のたましいだぞ。らいねんを みてろ。」
9.と いいました。【0】

10. 「ことわざものがたり二年生ねんせい」(西本にしもと鶏介けいすけちょ 偕成社かいせいしゃ)より