長文集  4月3週  ○一寸の虫にも(感)  a-04-3
    毎日1ページ音読しましょう。漢字はふりがなをつけずに読めるようにしておきましょう。  2015/03/16 03:17:44
一寸(いっすん)の虫にも五分
(ごぶ)のたましい

 【1】一寸(やく三センチメ
ートル)しかない 小さなむし
でも、からだの はんぶんに 
あたるぐらい、大きなたましい
を もっている 【2】という
ことから、どんなに 小さく 
よわいと いわれているもので
も、こんじょうや かんがえを
 もっているものだという こ
とわざです。【3】五分(ぶ)
は、一寸の はんぶんです。
 【4】ですから、どんな あ
いてでも けっして ばかにし
てはいけません。
 【5】あいての よわいとこ
ろをついて、いじめたり から
かったりしていると、いつかは
 しっぺがえしされます。
 【6】じぶんよりも 小さく
て よわいものを いじめるの
は、にんげんとして いちばん
 さいていな おこないです。
 【7】にたような ことわざ
に「やせうでにも ほねあり」
 というのが あります。
 【8】けんじくんの 子ども
会の やきゅうチームは、まい
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とし 一かいせんで まけてし
まいます。【9】「よわよわチ
ーム」と いわれて、四年生の
人が、
「一寸のむしにも 五分(ぶ)
のたましいだ ぞ。らいねんを
 みてろ。」
と いいました。【0】

 「ことわざものがたり二年生
」(西本鶏介(けいすけ)著 
偕成社)より