1.
魚の
顔にはえらがあります。
魚が水の中で
呼吸ができるのは、このえらのおかげです。
2.
人間は
肺を
使って
体の中に
酸素を
取り込みます。
息を
吸い込むときに
酸素を
取り入れ、
吐くときに
二酸化炭素を
捨てています。これを
肺呼吸と
呼びます。それ
に対して魚はえらを
使います。これをえら
呼吸と
呼びます。
3. 水の中にはたくさんの
酸素がとけていますが、目で見ることはできません。
砂場で
使うふるいがありますが、ふるいをえらだと
想像してみます。そして、石は
酸素、
砂粒は水です。
砂場の
砂をふるいにかけると、ふるいの上には石だけがのこって
砂粒はサラサラと
こぼれ落ちます。
魚は口から水を
飲み込み、えらから
吐き出していますが、えらというふるいで
酸素だけを
体の中に
取り込むのです。えらが
酸素を
選んでいるわけです。
4. しかし、えらが
取り込める酸素は、水の中にとけているものだけです。空気の中からは
取り込めません。ですから、
魚は水の
外では
呼吸ができません。
5. 水の中の
酸素が足りなくなると、
魚が
水面に出て口をぱくぱくさせることがあります。これは、空気を
吸っているのではなく、
水面近くの水に空気を
混ぜて
吸っているのです。
6.
人間も、
お母さんのお
腹の
中にいる一
ヶ月目のころにエラのようなものがあります。これは、
昔、
人間が水の中にいる
生物だったころの
名残りだと
言われています。
7.
言葉の森
長文作成委員会(ω)