00アカシア の山 6 月 2 週
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○自由(じゆう)な題名(だいめい)
○おてつだいをしたこと、カタツムリを見つけたこと
★水たまり(できるだけ自由な題名で)

○でんしょばとは、どうして、とおくから(感)
でんしょばとは、どうして、とおくから
 
 【1】はとや、犬は、じぶんのすんでいるところにもどってこようとする、しぜんのちえをもっていると、いわれています。
 【2】じぶんのすや、すんでいる家のほうがくを、ちゃんとみさだめて、もどってくるわけですが、そのわけは、まだ、はっきりとしらべられてはいません。
 【3】ときには、すにもどることができないで、とちゅうで、うろうろしているものや、ほうがくをとりちがえて、まいごになるものもあります。【4】しかし、ちかいところですと、たいてい、じぶんのすにかえってきます。はとは、じぶんのすのちかくまでとんできますと、あたりのようすをおぼえていて、まいおりるのでしょう。
 【5】なんどか長いたびをしたり、長いあいだ、おなじばしょにすんでいたものは、まよわずに、ちゃんともどってきます。
 【6】ですから、はとや犬は、なにか、ほうがくをみさだめて、もどってくる力を、からだのどこかに、もっているものとかんがえられます。
 【7】すてたねこが、ちゃんとうちへもどってきたり、とおくにみつをあつめにいったみつばちが、一ちょくせんに、すばこにかえってくるのも、きっと、からだに、とくべつにほうがくをしるはたらきが、あるのかもしれません。
 【8】どんなどうぶつでも、なにか、そうした力をもっていることがわかりますが、そのなかでも、でんしょばとや犬は、とくべつに、ほうがくをみさだめる力が、つよいようです。
 【9】それで、でんしょばとにてがみをもたせて、つうしんをすることができるのです。【0】

「理科なぜ? なぜかな」(宮下正美(みやしたまさみ)著 偕成社)より