00アカシア の山 5 月 3 週
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★自由(じゆう)な題名(だいめい)
○ぼく(わたし)のお父さん(お母さん)


○ライオンには、なぜ、たてがみが(感)
ライオンには、なぜ、たてがみが

【1】「おすがいばるためのかざりだろう。」
 もちろん、どうどうとしたすがたを、めすのライオンにみせてやるため、ということもあります。
 【2】からだをかざって、めすとなかよくしようというわけです。
 しかし、そのほかに、ライオンのおすのたてがみは、たいせつなぶきになるのです。
 【3】おそろしいてきにであったとき、じぶんのたてがみをさかだて、からだを大きくみせて、あいてをおどすのです。
 【4】また、てきにとびかかられても、あたまやかたは、あのたてがみのおかげで、かみつかれたり、きずがついたりしません。
 【5】なにしろ、おすは、めすやこどもをまもるために、つよいどうぶつと、たたかったりしなければなりませんから、どうしても、ぶきがいるわけです。
 【6】マントひひのおすも、りっぱなたてがみをつけていますが、これも、たいせつなぶきなのです。
 【7】けもののおすは、こうしたぶきをもっているものが、おおいのです。
 【8】たとえば、しかやかもしかのおすの、すばらしいつのも、そうです。
 【9】あのつのも、めすに、りっぱなようすをみせてやるとともに、てきとたたかうときには、ぶきとして、たいへんやくにたつのです。【0】

「理科なぜ? なぜかな」(宮下正美(みやしたまさみ)著 偕成社)より