a 長文 4.3週 a
一寸いっすんむしにも五分ごぶのたましい

 一寸いっすん(やく三センチメートル)しかない 小さなちい  むしでも、からだの はんぶんに あたるぐらい、大きなおお  たましいを もっている ということから、どんなに 小さくちい   よわいと いわれているものでも、こんじょうや かんがえを もっているものだという ことわざです。は、一寸いっすんの はんぶんです。
 ですから、どんな あいてでも けっして ばかにしてはいけません。
 あいての よわいところをついて、いじめたり からかったりしていると、いつかは しっぺがえしされます。
 じぶんよりも 小さくちい  て よわいものを いじめるのは、にんげんとして いちばん さいていな おこないです。
 にたような ことわざに「やせうでにも ほねあり」 というのが あります。
 けんじくんの 子どもこ  かいの やきゅうチームは、まいとし 一かいせんで まけてしまいます。「よわよわチーム」と いわれて、四年生ねんせいひとが、
一寸いっすんのむしにも 五のたましいだぞ。らいねんを みてろ。」
と いいました。

 「ことわざものがたり二年生ねんせい」(西本にしもと鶏介けいすけちょ 偕成社かいせいしゃ)より
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□