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課題集 タラ3 の山

○自由な題名 / 池新
○わたしの長所 / 池新
★清書(せいしょ) / 池新

○カバは、昼間はほとんど / 池新
 カバは、昼間はほとんど、水の中にいます。水の中で、昼寝をしたり、のんびりしたりして、じっとしていることが多いのです。
 それで、いつも水の中にいると思われるのですが、カバは、太陽がしずむころになると、水からでて、陸にあがります。そして夜中に、えさの草を食べ、朝になって太陽がのぼると、また、川の水の中に、はいります。
 カバの皮膚は、ほかの動物よりも、うすくできているので、昼間、陸にいると、からだの中の水分がでていってしまいます。そのままほうっておくと、からだがかわいてしまって、死んでしまいますから、なるべく水の中にいるようにしているのです。
 また、カバは、体重が二千五百キロから四千キログラムもあるので、水の中のほうが、からだがかるくなり、らくなのです。
 カバの目や耳、鼻は、顔の上のほうにあります。そのため、水の中にいても、目や、耳、鼻のあなだけを、水面からだすことができます。
 ですから、水の中にいても鼻で呼吸できますし、あやしいものが近づけば、そのけはいを感じることができます。きけんを感じると、カバは、さっともぐります。
 水の中にもぐるときは、鼻や耳のあなをとじます。

(久道健三「科学なぜどうして」)