昨日795 今日561 合計157177
課題集 黄ススキ の山

○自由な題名 / 池新
○個性 / 池新


★ヒトは〃霊長類〃(感) / 池新
 ヒトは〃霊長類〃ともいわれるように、実際に霊とか魂と呼ばれる思考するエネルギー体こそがその本質であり、この霊魂が肉体に宿って活動しているというのが本当の我々の姿である。霊魂は、古今東西の宗教が説いてきたように不死であり、自らの魂を向上させるべく、幾度となくあの世からこの世に生まれ変わって魂を磨き続けている。
 では、地球における人類の起源はいつか。
 あの世といわれる霊界のなかでもはるか高次元の大霊は、進化ということに重点を置いて、今から約30億年前、まずアメーバやプランクトンの類の創造を始めた。やがて6億年ほど前になると、哺乳動物を中心とする高等生物の創造が始まり、それらの生物が栄えるようになった段階の、今から4億年前にいよいよ人類の創造が開始された。
 (中略)
 では、人類進化説の証拠となってきたクロマニョン人やジャワ原人などの数々の化石人類は何なのか。人は生まれ変わりを繰り返しながら魂を進化させていくが、自由意志が許されているため逆に、生まれ変わる度に動物的な属性を身につけて、魂を退化させていったグループもある。こうした魂はそのレベルにふさわしい猿に近い原始人的な肉体に宿ることになる。その意味では原人や猿人とは、人類の進化を証明するのではなく、退化現象を示しているのだ。
 雪男や、中国での野人目撃例などから、ネアンデルタール人が生きているのではという説もあるが、これも退化した人類の姿だといえる。従って結論を言えば、現代型人類は太古の昔(約4億年前)から存在しており、同時に退化霊の宿った原人や猿人も、存在してきたというのが本当の人類史なのである。
 こうした意味から、天変地異や大陸移動等が数多くあって、超古代の化石は発掘しにくくなってはいるものの、今後「秩父原人」以上の、常識を覆すような発見が出てくることも十分あり得るのだ。
 人類ははるか遠い過去から存在し、無数の文明を創りながら栄枯盛衰を重ねてきたのだ。
 これは、決して空想でもなければ科学を否定するものでもない、厳然たる真実である。あくまでヒトはヒトであり、サルから進化したのではない。進化論というパラダイムが誤りであるからこそ、その呪縛を打ち破るべく、今、真実を明らかにする必要があるのだ。
 ダーウィンがいかなる人であれ、進化論は、すべてを自然の偶然のなせるわざとすることによって無神論をはびこらせ、人間をサルの仲間におとしめてきた。
 二十一世紀を目前にして、今や真実に基づく新しい常識が必要とされている。人類の起源に関する研究とて、例外ではない。人間が霊的存在であることを認めて、その認識のもとに、新しい科学や学問を花開かせていくことが、切望されているのである。
 
 (「Liberty」二〇〇〇年六月号より抜粋)
 (引用した長文の記事はある宗教団体のものです。ここに書かれていることが正しいかどうかということではなく、世の中には多様な考え方があるのだという例として読んでください)