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課題集 黄ナツメ の山

○自由な題名 / 池新
○ゴミ / 池新


★頑張りつづける(感) / 池新
 私は、成功するまで頑張りつづける。
 私は、古くから伝わる「大数の法則」を思い出し、自分の人生に当てはめる。
 それは、売ろうとして失敗したときに学んだ知識は、次の販売の機会に成功をもたらすという考え方である。
 言うなれば、「失敗の頻度は成功の高さに正比例する」ということである。私が、お客さまから、「ノー」と言われるたびに、それは、「イエス」という声に近づくのだ。お客さまの渋い顔つきは、やがて、笑顔に変わり、そこに友情が生まれる。
 私の出合う不運の数々は、明日の幸運の種を、私に運んでくるのである。
 夜があるゆえに、我われは、昼の尊さを知っている。私は、ただ一度の成功を得るために、数多くの失敗を必要としているのだ。
 私は、成功するまで頑張りつづける。
 私は試みる。何回も何回も試みる。
 それぞれの障害物は、私の目標への単なる回り道にすぎないし、私の仕事に対する挑戦でもある。船乗りが荒れ狂う海を一つ乗り越えるたびに、航海の技術を身につけていくように、私は困難を克服しつつ進歩する。
 私は、成功するまで頑張りつづける。
 私は、先輩から仕事の秘訣を学びとり、そのやり方を自分の仕事のやり方へ取りいれてゆく。一日が終わろうとするとき、その日の売上げが多かろうと少なかろうと、もうひとふんばり頑張って、もう少し売ろうとする。疲れたからだが家へ帰りたがっても、私は、その誘惑に抵抗する。そして、もう一度売ってみようとするのだ。
 私は、勝利をもって一日の終わりとしたい。いかなる日でも、失敗をもって終わりとしたくないのである。
 このようにして、明日の成功のための種を、私は蒔きつづけるのであり、時間にしたがって休む者たちが、けっして得ることができない有利な立場に、私は立つのである。
 彼らが戦いをやめるときに、私の戦いは始まる。そして、私の収穫は莫大なものとなる。
 私は、成功するまで、頑張りつづける。
 私は昨日の成功をもって自分を甘やかし、今日の自己満足とはしない。なぜなら、これこそ、失敗の最大の基本要素となるものだからである。
 私は、すでに過ぎ去った日々の出来事が、良かったことであろうと、悪かったことであろうと、いっさいを忘れることにする。そして、今日こそが、わが人生最良の日と確信して、日の出を迎えるのだ。
 私は命あるかぎり頑張りぬく。なぜなら、今こそ、私は、成功のための最大の原理を知ったからだ。その原理とは、「やりつづけることが、勝利への道だ」ということである。
 私は頑張る。
 私は勝つ。

 「地上最強の商人」(オグ・マンデイーノ)より