【１】てつは　どうして　かたいのかな？

　どんなものでも、めに　みえない　ちいさなつぶつぶで　できています。
　【２】木や、水や、いしころや、てつも、みんな　そういう　つぶつぶの　あつまりなのです。
　てつは、木や、ふつうの　いしころよりも　ずっと　たくさんの　つぶつぶで　できています。
　【３】そうした　つぶが　ぎゅうぎゅうに　つまっているので、てつは　かたいのです。
　【４】木は、てつに　くらべると　ずっと　つぶつぶが　すくなく、てつのように　ぎゅうぎゅうに　つまっていないので　やわらかいのです。

【５】ふうせんは　なぜ　そらにあがるのでしょう？

　ふうせんの　なかには　ヘリウムという　ガスが　はいっています。
　【６】ヘリウムは　まわりの　くうきより　ずっとかるいので、ふうせんは　そらに　あがるのです。

【７】なぜ　ゴムふうせんは　じかんが　たつと　しぼむのだろう？

　ゴムふうせんの　ゴムは　うすいものです。それを　ふくらませると、もっと　うすくなって、　なかが　すけて　みえるように　なります。
　【８】そのときの　ゴムを　よく　しらべると、めには　みえないような　ちいさな　あなが、たくさん　あいているのが　わかります。
　【９】その　ちいさな　あなから、なかの　くうきが　すこしずつ　もれて　でていくのです。【０】

「なぜだろうなぜかしら　１年上」
（星野芳郎　真船和夫　監修）