かは　どこから　やって　くるの

　【１】なつに、どぶや　みずたまりを　みてみましょう。ちいさい　むしが　うごきまわって　いることが　あります。【２】それは　ぼうふらです。ぼうふらは　かの　こどもです。
　【３】ぼうふらは　やがて　かに　かわり、みずのなかから　とびたちます。そして　わたしたちの　からだに　ちかよります。

くもが　うごくのは　なぜ

　【４】くもは　ちいさな　ちいさな　みずの　つぶの　あつまり。　かぜに　ふかれて　はしります。
　【５】かぜに　ふかれて　くもの　すがたは　みるみる　かわります。【６】ひつじの　ような　くもが　あっと　いうまに　かいじゅうの　ように　かわります。
　みんな　かぜに　のって　きょうそうです。

かぜは　どこから　ふいて　くるの

　【７】みなみの　うみから　なつの　かぜは　やってきます。それは　むしあつい　かぜ。
　【８】きたの　さむい　くにから　ふゆの　かぜが　とんできます。それは　つめたい　かぜ。
　【９】かぜの　おおきな　うずまきが　おおあめと　いっしょに　くることも　あります。それは　おそろしい　あらしです。【０】

　「なぜだろうなぜかしら　ようちえん　上（じょう）」（星野芳郎（ほしのよしろう）著）