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課題集 0アカシア の山

★自由(じゆう)な題名(だいめい) / 池新
○お花見 / 池新
○清書(せいしょ) / 池新

○よく噛むと健康に(感) / 池新
 【1】健康的で、お金もかからない手軽なダイエット法、それは、ものをよく噛んで食べることです。よく噛んで食べると食事に時間がかるので、自然と大食おおぐいをしなくなります。【2】また、ゆっくり噛んでいるうちに満腹感が得られ、必要以上に食べたいと思わなくなります。
 【3】同じカロリーのものでも、よく噛んで食べると、いろいろな感覚が刺激され、自律神経がよく働き、食べたエネルギーがどんどん使われます。【4】一方、噛まずに直接胃に送り込むと、食べ物は、体の脂肪となりたまってしまいます。
 【5】徳川家康は、健康法として「一口、四十八回噛む」ということを守っていました。何かを食べるとき、四十八文字の「いろは」にあてはめて噛むのです。【6】「いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす ん。ごっくん」というわけです。
 【7】昔は、主食も今のようなふっくらとした白いおこめではなく、玄米や粟など、噛みごたえのあるものでした。早く食べたくても、十分じゅうぶんに噛まなければ飲み込めないようなものだったのです。
 【8】よく噛んで食べると、よいことはほかにもたくさんあります。あごが発達し歯の健康に役立つ、唾液がたくさん分泌され免疫力が高まる、さらには、脳の中の血液の量が増え頭のはたらきがよくなる、などです。
 【9】ツルは千年、カメは万年生きると言われますが、ツルッと食べずにカメば噛むほど長生きできるというわけです。【0】

 言葉の森長文ちょうぶん作成委員会(α)