昨日115 今日25 合計33207

解説集 メギ2 の池 (最新版 /印刷版 /ウェブ版 /最新版
印刷版は印刷物として生徒に配布されているものと同じです。ウェブ版は書き込み用です。 http://www.mori7.net/mine/ike.php
最新版には印刷日(2019-06-14 00:00:00)以降に追加されたもの(グレーで表示)も掲載されています。

1.1週 
●ポイ捨て、除夜の鐘
 街や公園で、平気でゴミを捨てる人がいますね。最初はわずかのゴミでも、いったんゴミが捨ててあると、次の人もついゴミを捨てたくなるようです。「ちりも積もれば山となる」は、悪いことでもあてはまるのですね。ポイ捨てについても意見を書いてみましょう。
 
構成図の書き方
 構成図は、小3以上の生徒が書きます。小2以下の生徒は、絵をかいてから作文を始めるという課題になっているので、構成図は書かなくて結構です。
 構成図を書くときに大事なことは、思いついたことを自由にどんどん書くことです。テーマからはずれていても、あまり重要でないことでも一向にかまいません。
 たくさん書くことによって、考えが深まっていきます。したがって、構成図は、できるだけ枠(わく)を全部うめるようにしてください。しかし、全部埋まらなくてもかまいません。
 枠と枠の間は→などで結びます。この矢印は、書いた順序があとからわかるようにするためです。作文に書く順序ということではありません。
 構成用紙は、構成図の書き方に慣れるために使います。構成用紙を使わずに、白紙に自由に構成図を書いてもかまいません。
 

構成用紙を使って構成図を書きます。
頭の中にあるものをそのまま書くとき。
構成図で書くとき。
初めに絵をかきます。(絵はどこにかいてもいいです)
思いついた短文を書きます。(どこから始めてもいいです)
思いついたことを矢印でつなげていきます。
関係なさそうなことでも自由にどんどん書きます。
枠からはみだしてもかまいません。全部うまったらできあがり。

 


1.2週 
●(感)憧れると同時に
 受験コースの生徒は、次のヒントを参考にしてください。
 第一段落は、要約。「異文化に対する無知が偏見を生み出す。日本人は異文化に対する理解を深めるべきだ。」
 第二段落は、実例1。「そのためには、外国のことをもっと身近に知る機会を増やすことだ。私の学校にも、外国人の先生が授業をする機会がある。これによって、身近に自分の国とは違う文化があることを知ることができた。」
 第三段落は、実例2。「また、自分の国の文化を、他の国に伝えることも大事だ。『鯨を食べる日本人は残酷だ』という議論が一時話題になった。それに対して、『牛肉だって残酷だ』と言い合っても始まらない。それぞれが異なる文化を持っていることを理解し、科学的な調査をもとに話し合いをする必要がある。」
 第四段落は、まとめ。「確かに、世界がみんな同じ文化になれば、誤解は少なくなる。しかし、異なる文化が共存するところに豊かさがあるとしたら、互いに相手の文化を認めることが大事だと思う。」
●(感)憧れると同時に
 第一段落は要約と意見。長文は敬体ですが、常体に直して要約しましょう。意見は、「日本人は、異文化に対して関心を持ち、理解を深めるべきだ。」など。

 第二段落は第一の理由と体験実例。「第一の理由は、異文化に対する理解を深めることによって、偏見をなくすことができるからだ。」国によって異なるさまざまな習慣を表面的にとらえるのではなく、その背景となっている文化を深く理解することが大切です。体験実例は、外国の文化や習慣について勉強したことなどを書いてみましょう。

 第三段落は第二の理由とデータ実例。「第二の理由は、異文化を理解することによって、自国の文化への理解を深めることができるからだ。」他国の文化との比較によって、普段はあたりまえだと思っている自国の文化の特徴を改めて知ることができます。データ実例は、日本人独特の感覚として、「四季を代表する旬(しゅん)の食材」のデータなどが使えそうです。

 第四段落は反対意見への理解と名言の引用。「確かに、自国の文化とは異なる文化を完全に理解することはむずかしい。しかし、「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならない。」という名言があるように、互いの文化を理解し合い、認め合うことが大切である。」
●(感)憧れると同時に
 日本の年間海外旅行者数が1500万人を突破したというデータがあります。外国の文化に触れることは非常に刺激的ですが、同時に日本の文化もとても素晴らしいということに気付かされることでしょう。海外旅行は、その国のことをよく知ると同時に、日本文化を客観的に捉えるチャンスとも考えられそうです。
 友人が留学したときに、日本では当たり前に言っている「いただきます」や「ごちそうさま」、「いってきます」や「おかえりなさい」などの挨拶は、英語ではぴったりくるものはないということを知り、何気ない日常生活に挨拶がとけ込んでいる日本文化は素晴らしいと思ったそうです。これも実際に留学してみて分かった日本の素晴らしさですね。

1.3週 
●(感)結局のところ
 受験コースの生徒は、次のヒントを参考にしてください。
 第一段落は、要約。「日本語のあいまいさは、他への配慮があってこそ美徳になる。」
 第二段落は、実例1。「あいまいな言い方には、相手に対する配慮がある。私の学校の先生も、気の弱い子に注意するときには、『ここは、もう少しこうした方がよくなるかなあという気が、先生はするんだけど……』というあいまいな言い方をする。しかし、気の強い子に注意するときは、「こら。ここはこうしなきゃだめだろ。何考えてんだ。」とはっきり言う。(はっきり言いすぎ)」
 第三段落は、実例2。「しかし、あいまいさがわかりにくさにつながることもある。父に聞いた話では、日本人は外国から、賛成でもないのににっこり笑ってイエスということがあると批判されることがあるそうだ。確かに、政治家の答弁などでも、なかなか句点のつかない文で、『前向きに考えていきたいということを、えー、考えているわけでありまして、えー、そこのところをぜひご理解いただきいと、えー、考えているわけであります。』というような言い方をしていることがよくある。」
 第四段落は、まとめ。「あいまいさには、よい面も悪い面もある。大事なことは、あいまいであるかどうかではなく、何を伝えたいかということだろう。」
●(感)結局のところ
「あいまいに言うということは、自分の気の弱さからではなく相手への思いやりから発せられるべきである」「時に率直に言うことのほうが相手への思いやりになる」という意味で、次の名言が使えます。80.「やさしさが、性格の弱さであってはならない」85.「弱い人は、率直(そっちょく)ではありえない」。
●(感)結局のところ
 第一段落は要約と意見。「日本語のあいまいさは、他人に対する思いやりに基づくものなのでよいと思う。」

 第二段落は一つ目の理由と実例。「あいまいな言い方をすることによって人間関係がうまくいくからだ。」仲のよい友達どうしでも、言いたいことをそのまま言い合っていたのでは、ぎくしゃくした関係になってしまいます。オブラートに包んだ言い方をすることによって、人間関係が円滑になることはよくありますね。

 第三段落は二つ目の理由と実例。「あいまいな言い方をしないと、相手を傷つけてしまうことがあるからだ。」相手の誘いを断らなければならない場合や相手と意見が対立する場合など、単刀直入に話をすると相手を傷つけてしまうこともあります。あいまいな言い方をすることによって、必要以上に相手を傷つけてしまうことはなくなるでしょう。
 データ実例としては、人間関係における意識調査(読売新聞 2004年)が使えそうです。電子メールや携帯メールの方が気持ちを伝えやすいかという質問に対し、64%の人がいいえと答えています。メールの文字よりも実際に顔を見て話す方がであいまいさの影にかくれた思いやりを伝えることができるからでしょう。

 第四段落は反対意見に対する理解を示し、名言を引用してまとめます。「確かに、あいまいな言い方は誤解を招くこともある。しかし、『強くなければ寛大ではありえない。』という名言もあるように、日本語のあいまいさにこめられたほんものの思いやりを大切にするべきだ。」

2.1週 
●(感)技術と人間の関係について
 第一段落は要約を200字程度でまとめます。
「技術の発展により人間の新しい可能性は広がったが、気をつけるべき二つのポイントがある。一つ目は、技術を有効に使う能力をを常に高めていかなければならず、そのこと自体に時間をとられるということ。二つ目は、膨大な情報があっても、それを有効に使う能力がなければ、情報は価値を生まないということ。」
 続けて是非の主題。
(例)「技術や情報を、専門家だけでなく誰もが活用できるような社会にしていくことが良いと思う。」

 第二、第三段落は、理由とその裏づけになる実例です。
「コンピュータを有効に使うことによって、自分の能力をさらに生かすことができるからだ。」
「必要な情報を必要なときに取り出すことができれば、的確な判断ができるようになるからだ。」
 音楽を例にとると、昔はピアノなどの楽器を使って作曲していましたが、今はコンピュータを使って作曲できます。オーケストラなどの複雑な曲を作るときも、頭の中で想像するだけでなく、簡単に音を出してみることができます。このようなことは、どの分野を例にとってもありそうです。
 データ実例は、「必要な情報を必要なときに」に関連づけて、携帯電話の加入台数などが使えそうです。

 第四段落は、反対意見への理解と是非の主題。
「確かに、誰もが技術や情報を使える社会にするためには、新しい技術を今まで以上に使いやすい形で提供するなど、さまざまな工夫が必要だ。しかし、二十一世紀はいっそう高度な技術、情報を活用していくことが大切な時代になるだろう。私は、子供からお年寄りまで誰もがその恩恵を受けられる社会が理想だと思う。」
●(感)技術と人間の関係について
 「技術や情報は使われることによって初めて意味が出てくるからだ」に対するデータ実例。
 「外来語の定着度調査における理解度」が挙げられそう。たくさんの外来語が入ってきている現在の日本。6割以上の人が理解できる言葉もありますが、認知度の低い言葉となると、理解度が1割に満たないものまであります。いくら、外国からたくさんの新しい言葉が入ってきても、使われなければ(定着しなければ)、いたずらに混乱させるだけの存在となりそうですね。たくさんの技術や情報があっても、有効に使われなければ意味がない、ということに関連づけられそうです。

2.2週 
●(感)コンビニエンス・ストアの
 第一段落は要約を200字程度でまとめます。
「消費社会は、これまで考えられなかった新たなビジネスを生み出した。コンビニエンス・ストアや宅配便などがその例だ。企業は、これまでなかったすきま(ニッチ)をねらって、新たなビジネスを展開しようとしている。」
 続けて是非の主題。色々な意見が考えられそうです。
(例)「今までなかったビジネスが生まれ、私たちの生活が大きく変わってきた。消費することに慣れきった私たちの生活を、もう一度見直すことが大切だと思う。」

 第二、第三段落は、理由とその裏づけになる実例です。
「深夜にコンビニエンス・ストアが開いていて、おでんを買えることは便利かもしれない。しかし、深夜におでんを食べるような生活自体に問題があると思う。」
「便利すぎる生活に慣れてしまうと、人間はちょっとしたことで不便を感じやすくなる。思い通りにならないと不満に思う、いわゆるキレやすい性格も、消費社会が生み出しているのかもしれない。」
 データ実例は、「乳幼児の就寝時間」などが使えそうです。「乳幼児が早寝早起きをしなくなったのも、夜に活動する人間が増えてきて、社会全体が夜型になったからかもしれない。人間本来のリズムを考えると、やはり早寝早起きをするほうが良いと思う。」

 第四段落は、反対意見への理解と是非の主題。
「確かに、現代社会ではさまざまな生活のスタイルがあり、企業が今までなかった便利さをビジネスにしようとするのも理解できる。しかし、それに踊らされて自分の生活を変化させる必要はないと思う。」
●(感)コンビニエンス・ストアの
 一段落、要約と是非の主題。「私たちは現代の便利すぎる消費生活をもう一度見直すべきだ。」
 二段落、複数の理由一と実例。「便利すぎる消費生活により、本来あるべき生活スタイルが崩れているからだ。」長文にもありましたが、塾帰りについついコンビニやファーストフード店に立ち寄って帰る時間が遅くなったなどという経験はありませんか?
 三段落、複数の理由二とデータ実例。「便利すぎる消費生活は環境にも悪影響を与えるからだ。」
 夜型生活が多くなるという観点から、無駄な電力を費やしているという考え方もできそう。データ実例には、主な国の発電量比較のデータも使えそうですね。無駄な電力消費を減らすことができれば、二酸化炭素排出量が多い火力発電を減らすことができそうです。
 四段落、反対意見への理解。「確かに便利な消費生活によって、私たちの暮らしの質が上がるという考えもある。」続けて、是非の主題。「しかし、便利すぎる消費生活を見直し、無駄だと考えられるものは省く努力をするべきだ。」

2.3週 
●(感)動物たちの「ことば」と
 第一段落は要約と意見。長文は敬体ですが、常体に直して要約しましょう。意見は、「言葉を学ぶことは大切だ。」「言葉の世界を広げることは大切だ。」など。

 第二段落は第一の理由と体験実例。「第一の理由は、言葉を学ぶことによって、さまざまな情報を得ることができ、自分の世界を広げることができるからだ。」体験実例は、読書によって想像の世界に遊ぶことができたこと、古典を学び、昔の人々の考え方に触れることができたことなど。

 第三段落は第二の理由とデータ実例。「第二の理由は、外国語を学べばその国の人との交流を楽しむことができるからだ。」データ実例は、「海外旅行者数」や「行きたい旅行先」のデータが使えそうです。

 第四段落は反対意見への理解と名言の引用。「確かに、言葉だけでは表現できないこともある。しかし、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、言葉の世界を広げることで自分の世界を広げていくことが大切である。」
●(感)動物たちの「ことば」と
 第一段落は、説明と意見。「犬や猫に『お手』や『おあずけ』を教えるのは大変だ。しかし、人間は初めて会った人に対してでも、言葉一つで……。私たちは言葉というものの価値をもっと見直すことが大切だ」など。
 第二段落は理由1。「その理由は第一に、言葉があると、今目の前にないものも伝えることができるからだ。例えば、私は、この前、友達に家にくる道順を電話で説明した。最初に……」など。
 第三段落は理由2。「第二に、言葉を使わないと、誤解を招くことがあるからだ。例えば、昔、友達のA君とけんかをしてしまったことがある。それは、お互いに言いたいことを言わずに黙っていたからだ。……」など。
 第四段落は、反対理解と意見。「確かに、表情や動作など、言葉を使わないコミュニケーションが役に立つこともある。しかし……」

3.1週 
●(感)晩秋の山あい
 第一段落は要約を200字程度でまとめます。
「近年、電話や電子メールのような速くて便利な媒体がコミュニケーションの主役になってきた。便利な反面、今のパソコンは寛容さがなく、メールのやりとりでは心が見えにくくなっているように思われる。」
 続けて是非の主題。
(例)「速さや便利さを追求するだけではなく、心が伝わるようなコミュニケーションが大切だ。」

 第二、第三段落は、理由とその裏づけになる実例です。
「画面上の文字からは、相手の気持ちが見えないことがよくある。簡潔な文章のみだと、『相手は不愉快に思っているのか。』などと、余計な勘繰りをしてしまったりする。その点、丁寧な手書きの文字であれば、それだけでこちらに伝わるものがある。」
「速いことがかえって欠点になる場合もある。速くて便利なはずなのに、なかなか返事が来ないと、またまた余計な勘繰りをしてしまう。(笑)」
 データ実例は「もらって嬉しい年賀状」など。やはりオリジナルデザインのようにひと手間かけたものが、気持ちが伝わりやすく好まれるようです。

 第四段落は、反対意見への理解と是非の主題。
「確かに、速さ、便利さを求めることは時代の流れなので、今さら手書きの手紙に戻ることはできない。しかし、メールのような新しい媒体を使いながらも、相手に心を伝えるということを常に考えていなければならないと思う。」
●(感)晩秋の山あい
科学に興味のある、高校生へ

第一段落 要約に続けて、長文の「物理学は、かなり寛容な精神に満ちた学問」に注目した意見をあげます。「現代の科学についてもういちど原点に立ち戻ってみることが大切だ。」
第二段落 第一の理由「未知の部分がないと、学問は発展しないからだ。」何もかも数字に置き換えて分析できると考える現代科学の考え方は、人間の感情や自然現象などの曖昧な部分をカバーしきれません。受け売りと暗記ばかりの勉強をしていていいのでしょうか。
第三段落 第二の理由「科学とは本来人間の幸福を考えるためのものだからだ。」科学がどんどん専門化ていくと、本来の目的を忘れて自然を破壊し人間を脅かすものになっていく可能性があります。
第四段落 反対意見への理解「もちろん今ここで科学文明を捨てよと言うのはナンセンスだ。科学の恩恵は大きい」しかし「理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻(はば)む障害でもある。」という名言があるように、私たちは今一度科学の本来の目的を見つめなおしていくべきである。

3.2週 
●(感)カはメスだけが
 第一段落は要約を200字程度でまとめます。
「ヒル、ノミ、ダニのような吸血性の動物は、長期間飢えに耐え千載一遇のチャンスを待つ。コウモリは仲間に血を分け与えてもらうことがあるが、それも自分が血を吸えなかった時に分け与えた相手に優先的にもらうためである。」
 続けて是非の主題。これは色々な意見が考えられますので、一例です。
(例)「動物の世界は厳しい。人間は、生きることの厳しさを忘れているように思う。もっと生きるということを真剣に考えるべきだ。」

 第二、第三段落は、理由とその裏づけになる実例です。
「真剣に生きるということを考えないと、自分の人生を無駄に過ごすことになるからだ。」
人生は思ったよりも短いかもしれません。生きるということをどれくらい真剣に考えているかによって、どのような人生を送るかが決まってくることでしょう。
「動物のようにじっと待つことや耐えることを忘れてしまうと、自分本位の生き方になりがちだからだ。」
 データ実例は「仕事の目的」など。「三十代は収入を目的にする人が多いのに対し、六十代では生きがいを目的にする人のほうが多い。若い世代のほうが自分の生き方に対して真剣さが足りないように思われる。」

 第四段落は、反対意見への理解と是非の主題。
「確かに、厳しさに耐えることが美徳とされる時代は終わったかもしれない。しかし、人生をより有意義に生きるためには、生きることの厳しさをもう一度考え直すことも必要だと思う。」
●(感)カはメスだけが
 「真剣に生きてこそ、人生は有意義になるからだ」という理由も考えられます。これに対してのデータ実例は、「人間関係における意識調査」が使えますね。「夫婦、親子間で本音を話しているか」では75%の人が「はい」と答え、「自分の子どもを叱れるか」では、実に92%の人が「はい」と答えています。自分の身近にいる大切な人と真剣に向き合ってこそ、実りある人生が送れるというもの。本音で話すことで、時には衝突もするでしょうが、本音で話さなければ、お互いを理解し合うことはできません。人生に障害はつきものですが、その障害ときちんと向き合わなければ発展はあり得ないということですね。

3.3週 
●(感)テレビを見ているとき
 第一段落は要約を200字程度でまとめます。
「科学者とは未知の闇を探るのが仕事であるため、間違いを犯すことも当然ある。間違いをただちに訂正する誠実な態度をもってこそ『真実に忠実な科学者』と言える。しかし、実際は間違いを認めず責任を回避する『権威に忠実な科学者』が多い。」
 続けて是非の主題。「科学者は真実に忠実であるべきだ」と長文のテーマをそのまま意見にしても良いですが、もっと大きくとらえることもできます。「どんな立場であろうと、人は自分の間違いを素直に認め、責任をとるという態度が大事である。」

 第二、第三段落は、理由とその裏づけになる実例です。
「間違いを認めず、責任を回避するという態度では、人間として成長しないからだ。」
「そのような態度では、社会的な信用を失うからだ。」
 データ実例は「親が子に望む職業」など。「好まれる職業の上位に、医師、教師などが挙げられている。このような職業に就く人こそ、権威に忠実になるのではなく、真実に忠実であることが大切である。」

 第四段落は、反対意見への理解と是非の主題。
「確かに、自分の間違いを素直に認めるのは勇気がいる。権威ある立場であれば、なおさら認めづらいことも分かる。しかし、勇気をもって真実に忠実であろうとする態度が、人間には大切なのだ。」
●(感)テレビを見ているとき
 データ実例では、「子どもの家庭における手伝い事情(H11年 総務庁青少年対策本部)」を使ってみましょう。このデータを見ると、決まった手伝いの役割があると答えたのは、小学生で31.7%、中学生では22.7%となっています。決まった手伝いがあるということは、その仕事に責任があるということ。「やってもやらなくてもいい」という手伝いをするよりも、決まった手伝いをきちんと全うすることの方が、人間を成長させるのではないでしょうか。また、決まった手伝いをすることで、家族の一員として役割を果たしているという意識が生まれるとも言えそうです。