●ベルガモット郵便
朝陽 2018-07-01
 - 目をさましたとき窓の外には乳白色の霧がたれこめていたが、太陽が上るにつれて霧は風に流され、雑木林や山の稜線が少しずつ姿をあらわしてきた -            『ノルウェーの森』 村上春樹     子どもたちがお休みの日に、昨夜までの雨が止み部活や試合のために早朝に出かけるとき、見送りついでにポストまで郵便を投函に行くことがよくありました。  静かな雨上りの坂を登って帰る途中、六甲山にかかっていた霧が薄くなり、木々や山の輪郭がはっきりしてくる光景と、すがすがしい空気は早起きの
物語 2018-06-16
 先日の朝の番組のゲストに『魔女の宅急便』などの作者、角野栄子さんが出演されていました。   若いころから好奇心が旺盛で、二ヶ月もの長い船旅でブラジルを訪れ、下宿先の息子さんとの日々をもとに『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』を執筆されたそうです。サッカーの神様ペレの18歳のころのプレーも見たというから驚き.。  ブラジルへの船の上で、毎日水平線をながめて、「そのむこうに何かがかくれている」 と思うとつま先立ちになってしまうほどで、たいくつなんて一度もしなかったと笑っておられました。