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昔話の草(昔話集)詳細版 => 印刷版 => ウェブ版
1 青い鳥
 クリスマス前夜、貧しいチルチルとミチルのもとに妖精があらわれる。魔法にかけられた二人は、 人間界にはないさまざまな国を、幸せの青い鳥を探して旅する。鳥は見つからなかったが、もとの部屋に戻ってきた二人は、それまで飼っていた鳥こそ「青い鳥」であることに気づく。(モーリス・メーテルリンク)
2 赤ずきんちゃん
 おばあさんのお見舞いへ向かう赤ずきんに目をつけたオオカミ。 先回りしておばあさんを食べ、 おばあさんのフリをして赤ずきんをだまし、飲み込んでしまった。しかし、のちに通りかかった猟師によって、オオカミのおなかにいた赤ずきんとおばあさんは助けられる。(グリム童話)
3 アラジンと魔法のランプ
 アラジンはある男の命令により、きたないランプを探し出した。しかし、 魔法使いがそのランプを横取りしようとする。ランプを渡さなかったアラジンは、そこに閉じ込められてしまうが、アラジンがつけていた指輪から魔人が現われ、アラジンを助け出してくれる。きたないランプをきれいにしようと磨いていると、今度はランプから魔人が現われ、お城とお姫様がほしいというアラジンの願いをかなえてくれた。二人は幸せになったが、魔法使いが姫からランプをだまし取り、城と姫はアフリカに運ばれてしまう。アラジンは、指輪の魔人の助けでアフリカに渡り、魔法使いと戦い、城と姫を取り戻した。
4 アラビアンナイト
 死刑を告げられた娘は、心を病む王様に毎晩、不思議な話を聞かせる。いつしか王様は その娘の話を心待ちにするようになる。 一夜に一話ずつ語られる、わくわくするような物語。そうして千一夜がすぎ、ついに娘は刑の執行を逃れ、自由の身となった。
5 アリとキリギリス
 晴れの日も雨の日も、せっせと食料を運んで働くアリを、キリギリスは「つまらないやつだ」と、 ばかにして遊び暮らしていた。
 しかし、やがて秋が過ぎ冬になると、蓄え(たくわえ)のないキリギリスは食べ物に困り、「食べるものをください」と、アリのもとをたずねる。(イソップ童話)
6 あれもこれもみんなよし
 老夫婦がいました。ある日主人が町への道中で馬を色々な物と交換していくのですがだんだん 変なものへと換わっていきます。それを見ていた金持ちの男が「うちへ帰るとおくさんに怒られるぞ」しかし主人は反対します。そこで一緒に帰ってみると奥さんは「お父さんのすることはいつもいい」と言いました。それに感動したお金持ちはたる一杯の金貨をくれたというお話。
             
7 一寸法師
 子供のいない年寄り夫婦がさずかった子供は背丈が一寸(3センチ)しかない子供だった。  その子は京に上って侍になりたいと旅に出る。途中(とちゅう)さまざまな苦難(くなん)にあいながら、ついには鬼を退治(たいじ)してその宝物の打ち出の小槌(うちでのこづち)を手に入れる。願いどおり背も高くなって、お姫様と結婚して幸せに暮らしたと言う話。(お伽草子)
8 いなかのねずみと町のねずみ
 いなかのねずみと町のねずみがそれぞれのうちに招待(しょうたい)しました。  町のねずみはいなかの生活(せいかつ)のなにもないことに退屈(たいくつ)。田舎のねずみはまちの忙(いそが)しさに目をまわします。二匹(ひき)は自分の家のよさを再確認(さいかくにん)し、自分にふさわしい場所(ばしょ)へと帰っていくというお話。(イソップ童話)
9 うさぎとかめ
 うさぎとかめの競走。常識で考えればうさぎの勝利は間違いなし。でも、油断をしたうさぎが昼寝を している間に、かめは休まずひたすら歩き続け、ついにはうさぎを追い越してうさぎに勝利した。(イソップ童話)
10 牛とかえる
 牛の大きさを教えようとしておなかがこわれたカエル。
 子ガエルが、牛を見てびっくり。お父さんガエルに知らせにいった。「こんなに大きい動物がいたよ」。お父さんガエルは自分のおなかをふくらませて、「これぐらいかな」。子ガエルは、「いや、もっと大きかった」。「では、これぐらいかな」「いや、もっと」「では、これ……ぐら……い」「いや、もっと」「で……は……、こ……れ……」「パーン」。お父さんガエルは破裂してしまった。(イソップ物語)
11 姥捨て山
 親孝行の息子がいた。その国では歳よりは山へ捨てるのがきまり。しかし息子はそれが出来ず、 母をこっそり家にかくまう。隣国から殿様に三つの難題がきた。それが解けなければ戦になる。誰も解けない難問をこの孝行息子が解いた。何でも褒美を取らすという殿様に、男は難問を解いたのは年寄りの母であるとうちあけ、いっしょにくらせるよう願う。殿様は年寄りの知恵に感動し、改心した。
12 海の水はなぜしょっぱい
 むかし、二人の兄弟が住んでいた。弟は貧しく、暮らしに困っていた。年越しの晩、弟は山で おじいさんに会い、言われたとおり山のお堂でおまんじゅうと石の挽き臼を交換した。その臼をひくと、なんでも望みがかない、弟は金持ちになった。ある日、兄が臼を盗み出し、舟で海の上に持って行った。嬉しくて甘い物を食べているうちに塩からいものがほしくなり「塩出ろ、塩出ろ」と言うと、どんどん塩が出て、とうとう舟が沈んでしまった。それで、今でも海の水が塩からいのです。
13 浦島太郎
 亀を助けて竜宮城に行った浦島太郎はぜいたくなもてなしを受け、乙姫様からおみやげに玉手箱を もらって帰ってくる。あたりは知らない人ばかり。浦島太郎は、さびしくなって、玉手箱を開けてしまう。玉手箱からは白い煙が出てきて、浦島太郎は白髪のおじいさんになってしまった。
14 おいしいおかゆ
 むかし、貧しいけれど気だてのよい女の子と、お母さんが住んでいました。ある日、女の子は 森の中で、おばあさんから小さな鍋をもらいました。その鍋に向かって「小なべさん、煮ておくれ」「小なべさん、やめておくれ」と言うと、おかゆやご馳走がでてきたり、止まったりしました。ある日、女の子がでかけたあと、お母さんが「煮ておくれ」と言うと、お粥がどんどんでてきましたが、止める言葉を知りません。女の子が帰ってきて、やっとおかゆが出るのを止めることができました。(グリム童話)
15 王様の耳はロバの耳
 ある国にロバの耳をした王様がいた。その秘密を知ってしまった理髪師は、そのことを誰かに 言いたくてたまらない。仕方がないので、大きな穴を掘って「王様の耳はロバの耳」と叫ぶ。しばらくすると、そこにアシが生えてきて、風が吹くたびに「王様の耳はロバの耳」とささやくようになり、王様の秘密は国中に広まってしまった。
16 王様をほしがったカエル
 神様に王様をねだったカエル達。木の棒の王様に不満をいったらヘビをなげこまれ全滅という話。
カエルたちは神様に王様がほしいとお願いした。神様は丸太を池に落としてやった。カエルたちは、動かない王様では満足せずに、別の王様をほしがった。そこで神様は王様としてウナギを贈った。カエルたちは、ウナギでも満足せずに、別の王様をほしがった。神様は怒って、サギを贈った。サギはカエルを食べてしまったので、もう文句を言うものは一匹もいなくなった。
17 王子とこじき
 国王の息子エドワードとこじきの子トムは、同じ日に生まれ、顔もよく似ていた。二人が洋服を 取りかえたことからさまざまな騒動が起こる。二人がいくら本当のことを言っても誰も信じてくれない。国王が亡くなり、トムが国王になってしまいそうになるが、国王から譲り受けた大印章のありかを思い出すことによって、エドワードは、自分が国王の息子であることを証明し、無事に国王となる。そして、身なりで人を判断してはいけないと言った。(マーク・トウェイン)
18 狼少年
 あるいなかの村の少年が、村人を驚かすために、「狼が来た! 助けて!」というウソを 何度もついて、楽しんでいた。しかし、いよいよ本当に狼がやってきて、少年は村人に知らせたが信じてもらえない。そして少年は狼に食べられてしまった。(イソップ童話)
19 おおかみと七匹の子やぎ
 お母さんやぎが留守の間に、おおかみはお母さんやぎのふりをして、何とか子やぎたちにドアを 開けさせようとする。だまされた子やぎたちは、つぎつぎとおおかみに食べられてしまう。一ぴきだけ助かった子やぎが、お母さんやぎといっしょに兄弟たちを助けるという話。おおかみと子やぎとの知恵比べの場面がおもしろい。(グリム童話)
20 大きなかぶ
 おじいさんの畑にできた大きなかぶ。 一人ではとても抜けず、おばあさんに助けを求めた。 「うんとこしょ、どっこいしょ」。 二人でも無理で孫を呼ぶが、かぶは動かない。そこで犬を呼び、さらに猫も手伝う。 それでも抜けないので、ついにはねずみの助けを借り、大きなかぶをやっと引き抜いた。(ロシア民話)
21 お百姓とたまご
 金持ちになりたいと思っているお百姓さんがいた。ある日、そのお百姓さんの家のニワトリたちが 百個のたまごを産んだ。お百姓さんは、たまごをかごに入れ、長い棒の先にぶらさげて、肩にかつぐと市場に向かった。お百姓さんは、たまごをいくらで売ろうか考えながら歩いた。お百姓さんの考えはどんどん広がっていき、まだいない息子を迎えるところを想像して両手を広げたとたん、長いさおからかごが落ちて、たまごは全部われてしまった。「とらぬ狸の皮算用」とはまさにこのこと。(ブルガリア民話)
22 おむすびころりん
 弁当にもってきたおむすびを、うっかりねずみの穴に落としたおじいさんは、ねずみたちに招かれて、 ねずみの国でもてなされ、お礼に小判をもらう。 それを聞いたとなりのよくばりじいさんも、同じようにしてねずみの国にもぐりこんだが、お礼を全部もらおうとして失敗、ねずみの国もこわれてしまう。
23 親指姫
 チューリップから生まれた親指姫は、ある日、ヒキガエルにさらわれてしまうが、魚に助けてもらう。 その後、野ねずみのおばさんのところに住むことになる。そこで、傷ついたツバメの手当てをしてあげる。その後、野ねずみのおばさんのいいつけで、親指姫はモグラと結婚しなければならなくなる。そこに助けたツバメがあらわれ、ツバメは親指姫を南の国へ連れていく。そこで、親指姫は、妖精の王子に出会い、二人は幸せに暮らした。(アンデルセン童話)
24 織り姫と彦星
 機織(はたおり)の上手な織姫(おりひめ)は、牛飼いの牽牛(けんぎゅう)に恋をして 機(はた)を織る仕事をすっかり忘れてしまいます。これを見て怒った神様は、二人を天の川の両側に離れ離れにしてしまいました。しかし、あまりに二人が嘆き悲しむのを哀れに思い、7月7日だけ二人が会うことを許しました。これが七夕です。
25 カエルになった王子
 池に落ちたまりを拾ってくれたら、お城にきてもいいとカエルに約束してしまい、後悔した姫。
 だが、約束どおりカエルは城をたずねてくる。ご馳走をねだり、姫になれなれしくするカエル。 うんざりした姫は、カエルを壁にたたきつける。そのとたん、カエルは立派な王子に変身したのだった。(グリム童話)
26 カエルの王様
 お姫様(ひめさま)がいずみの中に落としたまりを、カエルが拾(ひろ)ってくれた。お礼に 友だちになると約束(やくそく)したが、どうしてもカエルの姿(すがた)が好きになれない。お姫様はカエルに辛(つら)くあたった。ところが、どうしたことかカエルの魔法(まほう)がとけて、そこにはステキな王子様が……。たちまちお姫様と恋に落ち、結婚(けっこん)して幸せに暮(く)らした。 (グリム童話)
27 隠れ蓑
 ばくち好きで大酒のみの男が、天狗から、着ると姿がみえなくなる蓑をだましとった。 誰にも見えないのをいいことにただ酒を飲んだり盗みをはたらいたりと好き放題だったが、なんと女房が「きたない蓑だね」と燃やしてしまう。もえかすの灰を体中に塗りつけると、また姿は見えなくなったが、その姿で酒を飲みに行き、濡れて灰がとけてきたため、姿があらわれ、皆に追われてひどいめにあったという話。
28 かぐや姫
 ふしぎな光る竹から生まれ、竹取の翁(おきな)のもとで美しく育った「かぐや姫」。
 その美しさは評判(ひょうばん)になり五人の貴公子(きこうし)が結婚を申し込む。 姫は結婚の条件として貴公子たちに貢物(みつぎもの)を求めるが、いずれも失敗する。 やがて月のつかいが訪れ、人間たちのひきとめもむなしく、姫は月の世界へと帰っていった。
29 かさ地蔵
 貧しい年寄り夫婦がいた。歳越しのもちを買うために、おじいさんはかさを作って里へ売りに行く。 さっぱり売れない帰り道、雪にうたれるお地蔵様におじいさんはそのかさをかぶせてさしあげた。おばあさんと、いいことをしたと喜んだその晩。にぎやかな行列の声が。それはかさをもらったお地蔵様がお礼にたくさんの米やもちをはこんできてくださった声だった。
30 かちかち山
 おじいさんが畑を荒らしたたぬきをつかまえる。たぬきは、おばあさんをだまし、 おばあさんを殺して逃げてしまう。そのことを知ったうさぎは、おじいさんの代わりに仇をとる約束をする。山でたぬきにやけどをおわせたうさぎは、今度はたぬきを海に連れ出し、たぬきをどろ舟に乗せて溺れさせてしまう。
31 かもとりごんべえ
 昔、ある所に、鉄砲撃ちの名人、権兵衛(ごんべえ)さんが住んでいた。ある日、山奥の池に鴨が 沢山いることを聞き、鴨とりにでかけた。池にいた鴨に鉄砲をドン、池のほとりにいたイノシシにも弾はあたった。弾にあたった鴨をとりに池にはいり、池からあがろうとしてつかんだものは兎の耳。それも捕まえ、山芋のつるにつかまり池からあがると、ふんどしの中にはドジョウがいっぱい。鴨7羽、兎と山芋、イノシシとどじょうが1升、権兵衛さんは大喜びのほくほく顔で帰っていった。(日本の昔話)
32 ガリバー旅行記
 ガリバーが「小人の国」「巨人の国」「飛ぶ国」「馬の国」という四つの国を冒険する物語。 作者のジョナサン・スウィフトは、それぞれの国での出来事を通して、戦争や近代科学などについて風刺的に描き、人間のおろかさを訴えようとした。(ジョナサン・スウィフト)
33 きき耳ずきん
 おじいさんは、子供たちにいじめられている子ぎつねを助けてやった。子ぎつねの親は、お礼として おじいさんにきき耳ずきんを渡した。おじいさんがきき耳ずきんをかぶってみると、にわとりやふくろうの話がわかった。ふくろうは、長者の娘が病気になったのは桜の木が日陰に植えられているからだと話していた。それを聞いたおじいさんは、桜の木を日当たりのよい所に植えかえるよう長者に言った。娘の病気は治り、長者は村人たちに米を分けた。
34 北風がくれたテーブル掛け
 男の子は、病気のお母さんに食べさせるパンを作るための粉を北風に飛ばされてしまう。北風に文句を 言うと、北風は、ごちそうの出てくるテーブルかけをくれた。その日、男の子は、小さな宿屋に泊めてもらい、テーブルかけを使ってごちそうを出す。それを見ていた宿屋のおかみさんは、テーブルかけをこっそりとりかえてしまう。家に帰ってから、テーブルかけからごちそうが出ないことに気づいた男の子は、北風に文句を言いに行く。北風は、今度は金貨の出る羊をくれる。その日、同じ宿屋に泊まることになった男の子は、羊から金貨を出す。それを見ていた宿屋の主人は羊をとりかえてしまう。また北風のところに行った男の子は、今度は「棒よ、たたけ。」と言うと「止まれ。」と言うまでたたき続ける棒をもらう。その棒を持って宿屋に泊まった男の子は、寝たふりをしていた。すると、宿屋の主人とおかみさんは棒をとりかえようとする。男の子が棒に命令すると、棒は主人とおかみさんをたたき続けた。二人からテーブルかけと羊を返してもらった男の子は、家に帰り、お母さんと幸せに暮らした。(ノルウェイの童話)
35 北風と太陽
 北風と太陽が、どちらが強いか言い争いをしているところへ、旅人が通りかかる。 北風と太陽は、 旅人の上着を脱がせられれば勝ちと、勝敗の決着をつけることに。 北風は旅人に強風を吹きつけ、力ずくで上着を脱がせようとしたが、旅人は上着をさらに強く体に巻きつけた。次に太陽がポカポカと旅人を暖めると、やがて旅人は自分から上着を脱いのだった。(イソップ童話)
36 きつねとブドウ
 のどが渇いて(かわいて)たまらないキツネは、おいしそうなブドウがたわわに実っているのを見つけ るが、それは手が届かない場所にある。 飛んだりはねたり、石を積んで台をつくり、手を伸ばしたり……しかし、どうしても取れなかった。結局あきらめたキツネは去り際(ぎわ)に言う。 「あんな小さいブドウは酸っぱいに決まっているさ!」(イソップ童話)
37 金太郎
 足柄山の山奥で生まれた金太郎は大変な力持ちだった。くま、うさぎ、さる、きつね、たぬきなどの 森の動物たちは金太郎の家来となり、みんなで栗拾いに行くことになった。途中、橋が流されてしまった谷川があったが、金太郎は大きな木を引き抜いて橋にしてしまった。その様子を見ていたお侍さんは金太郎を家来にしたいと言い、金太郎は都に上ることになった。その後、金太郎は「坂田金時」と名前を変え、立派なお侍さんになった。

38 金のおのと銀のおの
 きこりが木を切っているとき手がすべって斧(おの)が川に。きこりが困っていると、神様が斧を 持って出てきた。「この斧かな」。見ると神さまが持っているのは金の斧。きこりは、「いえ、ちがいます」。次に神さまが持ってきたのは銀の斧。「それもちがいます」。最後に神さまが持ってきたのは鉄の斧。「それが私の斧です」。正直者のきこりに神さまは、金と銀の斧もくれた。ラッキー!(笑)
(イソップ物語)
39 金のがちょう
 やくたたずの木こりが、空腹(くうふく)のこびとに親切(しんせつ)に食べ物を分けてあげる。 こびとは、ふしぎな金のがちょうを木こりにくれる。そのがちょうをさわった手はくっついて離(はな)れなくなってしまう。つぎつぎにくっついてしまった人々を見て、生まれてから一度も笑ったことのないお姫様が大笑い。王様は喜(よろこ)んで木こりとお姫様を結婚(けっこん)させた。 (グリム童話)
40 金の卵を産むめんどり
 貧しい老夫婦が、「毎日、一個でも卵を産むといいね」と、お金を貯めて買ったニワトリ。なんと そのニワトリは一日一個、金の卵を産みはじめた。驚き喜んだ二人だが、ある日「金の卵を産むのなら、おなかには金の塊が入っているに違いない」と、ニワトリのおなかをさいてしまう。 ところが、そのようなものは入っていなかった。(イソップ童話)
41 賢者のおくりもの
 ある貧しい夫婦が、二人にとって特別な日に何かプレゼントをと考えます。しかし貧しいため女は 自慢の髪を、男は大切な刀を売って、それぞれのプレゼントを買います。当日プレゼントを渡しあった夫婦は驚(おどろ)きました。それは櫛(くし)と鞘(さや)だったのです。お互いを思いあってのプレゼントが・・・というお話です。(オー・ヘンリー(アメリカ))
         
42 幸福の王子
 生きていたころの華やかさそのままに純金と宝石で作られた「幸福の王子」。 銅像となった今、 過去の贅沢(ぜいたく)しか知らない自分を反省して、一羽のツバメを使者とし、町に暮らす不幸せな人々のために、自らの身を削りながら宝物を分け与える。 おかげですっかりみすぼらしくなった像は、町にふさわしくないと溶かされることとなった。(ペロー童話)
43 小人のくつ屋
 正直で働き者だが貧しい靴屋(くつや)がいた。ある朝起きてみると、立派な靴ができあがっていた。 小人がこっそり夜中に仕立ててくれたのだ。仕立ての良い靴は、評判になり、靴屋は繁盛(はんじょう)した。クリスマスに、靴屋の夫婦は、小人にお礼の洋服、ごちそうを用意した。その後は、小人が出てくることはなかったが、ていねいな仕事が認(みと)められ、靴屋は幸せになった。(グリム童話)
44 こぶとりじいさん
 右のほおにこぶのあるおじいさんが道に迷い、鬼の宴会(えんかい)に出くわす。 「食べられる前にひと踊りしよう」と、おじいさんは決心して踊りだすが、やがで踊りに夢中になり、鬼たちの人気ものになる。 明日も来るようにと、人質(?)に、こぶを取られて、ほっぺたがつるつるになって喜ぶおじいさん。 それを聞いた隣に住む左のほおにこぶのあるおじいさんは、こぶを取ってもらおうと鬼の宴会に出向く。 鬼は、昨日のおじいさんが今日も来たと喜ぶ。 しかし、隣のおじいさんは踊りの経験がないのとおそろしいので、立ちすくんでしまう。 鬼はそんなおじいさんの右のほおに、預かっていた昨日のおじいさんのこぶを「もう、来るな」と投げつけた。
45 さるかに合戦
 柿の種を植え、実がなるのを楽しみにしていたかに。柿の木は大きく育ち、実をつけるが、かには うまく木に登ることができない。そのようすを見ていた猿は、木に登り、自分だけが熟した実を食べ、かににはまだ青い実を投げつけた。かには、こうらがわれて死んでしまう。われたこうらから子がにたちが出てくる。子がにたちは、栗、たたみ針、包丁、臼、牛の糞と力を合わせて猿をこらしめることに。いろりから栗がはね、猿のおでこに飛びつく。熱さに飛び上がって降りてくる猿のお尻を針が刺す。火傷にみそを塗ろうとする猿の手を包丁が切る。傷を洗おうとすると子がにたちがはさみつく。牛の糞に足をすべらせた猿の上に臼が飛び降り、猿はつぶされてしまった。
46 三年寝太郎
 昔、あるところに寝太郎という、いつも寝てばかりいる男が住んでた。村の干ばつも寝太郎が 寝てばかりいて働かないから神様が怒ったのだと思い、村の人たちは寝太郎のところにやって来た。すると寝太郎は、家を出て、山に登ると、大きな岩をを谷に落として、川の流れをせき止めた。川は流れを変えて畑に流れ始めた。寝太郎は寝ながら干ばつ対策を考えていたのだった。寝太郎は家に帰るとまた眠ってしまった。
47 三匹のくま
 大きなお父さん熊と中くらいのお母さん熊と小さな子熊が住んでいた。3匹が留守にしている間に 女の子が熊の家にやってくる。テーブルの上にオートミールを見つけ、大きいお皿のものを食べようとするけれど熱くて食べられない。中くらいのは冷たすぎる。そこで、小さいお皿のものを食べてしまう。お腹がいっぱいになって眠くなった女の子は、ちょうどよいかたさの小さいベッドで寝てしまう。そこに3匹の熊が帰ってくる。女の子はびっくりしてすたこら逃げ出した。(イギリスの昔話)
48 三匹の子ぶた
 三匹のこぶたの兄弟がそれぞれ自分の家を作ることになった。面倒くさがりやの一番上のお兄さんは わらの家を、くいしんぼうの二番目のお兄さんは木の家を、がんばりやの一番下の弟はレンガの家を作った。そんなこぶたたちの様子を見ていたオオカミはまず、一番上のお兄さんの家にやってきて、一吹きで吹いてしまった。次に、二番目のお兄さんぶたの家にやってきて、こわしてしまった。一番下の弟の家ににげこんだこぶたたち。そこにオオカミがやってくる。頑丈なレンガの家をこわすことができないオオカミは煙突から入ろうとする。機転をきかせた弟のこぶたは、お湯をわかし、煙突から入ってきたオオカミはそのお湯の中に落ちてしまった。その後、お兄さんたちは、弟を見習ってレンガの家を作った。(イギリス民話)
49 三匹のやぎのがらがらどん
 山に三匹のやぎが住んでいた。小さいやきのがらがらどん、中ぐらいのやぎのがらがらどん、 大きいやぎのがらがらどん。三匹は、谷川の向こうにおいしそうな草が一面にはえているのを見つけたが、谷川には恐ろしいトロルが住んでいる。それでもなんとか谷川の向こうに行きたい。そこで、大きいやぎのがらがらどんがいい考えを思いつく。まず小さいやぎのがらがらどんが橋を渡る。そこに出てきたトロルが小さいやぎを食べようとすると、もう少し大きいやぎが後から来ると言う。次に中くらいのやぎのがらがらどんが橋を渡る。そこに出てきたトロルが中くらいのやぎを食べようとすると、もっと大きいやぎが後から来ると言う。最後に橋を渡る大きいやぎのがらがらどんは、りっぱな角でトロルの目を刺してしまう。無事に谷川の向こうに着いた三匹はおなかいっぱいおいしい草を食べた。(北欧民話)
50 鹿になった猟師
 昔、アクタイオンという名の猟師がいた。アクタイオンは、森に鹿狩りに出かけたとき、泉で 月と狩りの女神であるアルテーミスとお供の妖精たちが水浴びをしているところを見てしまう。アルターミスが「無礼者。」と叫ぶと、アクタイオンは、鹿になってしまった。アクタイオンの犬たちまでもがアクタイオンを追ってきて、アクタイオンは八つ裂きにされてしまう。子犬座は、このときのアクタイオンの猟犬の1匹だと言われている。(ギリシア民話)
51 舌きり雀
 おじいさんが拾ってきて大切に育てていた雀が、おばあさんが作った糊(のり)を食べてしまった。 怒ったおばあさんは、雀の舌をちょん切ってしまう。 藪(やぶ)に逃げた雀をおじいさんがたずねると、雀はとても喜ぶ。 帰宅したおじいさんが、おみやげにもらった小さなつづらを開けると小判がざっくざく。 それを知ったおばあさんも雀の宿を訪れ、もてなされるが、欲張って手に入れた大きなつづらからは、ヘビやムカデがニョロニョロ!
52 白雪姫
 あるとき、女王が魔法の鏡に「この国で一番美しいのは誰?」と聞くと、鏡は 「それは白雪姫です」と答えた。怒った女王様は兵を呼びつけ、白雪姫を殺すように命じる。兵は、白雪姫を殺すことができず、白雪姫を森に逃がす。白雪姫は森の中で小人たちといっしょに暮らすことに。小人たちが仕事に行っているいる間に、白雪姫は、りんご売りのおばあさんからもらったりんごを食べて気を失ってしまう。そのおばあさんは女王が化けていたのだった。小人たちは大変悲しみ、白雪姫をガラスの棺に入れた。そこに隣国の王子様が通りかかり、棺を開けて、白雪姫にキスをすると白雪姫は目を覚ました。(グリム童話)
53 シンデレラ
 シンデレラは、新しいお母さんとその娘たちに意地悪をされ、きたない服を着せられて家事をすべて おしつけられていた。あるとき、お城で舞踏会が開かれる。シンデレラの前に魔法使いが現われ、きれいなドレスとガラスのくつとカボチャの馬車を準備してくれる。魔法がとけるのは夜中の12時。シンデレラは王子様に気に入られ、楽しい時を過ごす。12時にあわてて家に帰ったシンデレラはガラスの靴を片方落としてしまう。次の日、王子様はその靴をたよりにシンデレラをさがし出し、お城に連れて帰った。(ペロー童話)
54 ジャックと豆の木
 ジャックの家はとても貧しく、飼っていた牛を売ることになるが、ジャックは、大切な牛を豆と 交換してしまう。おこったジャックの母親は、豆を庭に投げ捨てる。その豆から芽が出て、つるは雲までのびた。ジャックは豆の木を登って雲の上の世界に行く。すると、そこには人食い巨人がいた。ジャックはすきを見て、巨人の宝物を持ち出し、その後は幸せに暮らした。(イギリス民話)
55 十二支のはじまり
 大晦日(おおみそか)の夜、神さまからの手紙を受け取った動物たちは、先を争って 神さまのいる高い山を目ざします。お正月の朝、早く着いた1番から12番までは1年交代で動物の大将になれるからです。1番は悪知恵(わるぢえ)をはたらかせたねずみ。なまけて手紙を読まず、ねずみにだまされたねこは12番までに入ることができませんでした。「ねこがねずみを追いかけるわけ」や「犬猿(けんえん)の仲」の由来(ゆらい)とされるお話。
56 たのきゅう
 たのきゅうという名前の役者が化け物につかまったが、変装の特技を見せたら 食べられずにすんだという話。役者のたのきゅうは、お母さんが病気だと聞いて急いで家に帰る。日も暮れて、暗い山道を歩いていると一人のおじいさんが現われる。そのおじいさんは大蛇が化けているのだった。おじいさんはたのきゅうを食べようとする。たのきゅうが自分の名前を言い、見逃してもらおうとしたところ、おじいさんはたのきゅうの名前をたぬきと聞き間違える。そこで、うまく何かに化けたら見逃してやると言う。役者のたのきゅうはお姫様や殿様に化けておじいさんを喜ばせる。すっかり感心したおじいさんは、たのきゅうとうちとけ、この世の中で何がいちばんおそろしいか、二人で話をする。たのきゅうは「お金」と言い、おじいさんは「たばこのやに」と言う。家に帰ったたのきゅうは、村の人たちに、大蛇のきらいなたばこのやにを集めて大蛇をこらしめようと相談し、大蛇の住む穴にたばこのやにをぬりたくった。次の日、弱りきった大蛇はたのきゅうの家の前まで来ると、同じ目に合わせてやると、こばんをたくさん投げつけて逃げて行った。たのきゅうは、大金持ちになり、お母さんといっしょに幸せに暮らした。
57 大根とにんじんとごぼう
 昔、野菜はどれも白かったが、それでは区別がつかないので、神様が野菜に模様をつけた。ある日、 野菜たちは、泥遊びをして模様が見えなくなってしまった。神様は野菜たちにお風呂に入るように言う。だいこんは、きれい好きだったので体をよく洗い、真っ白になった。にんじんは、熱いお風呂にずっと入っていたので真っ赤になってしまった。お風呂嫌いのごぼうは、お風呂に入らなかったので真っ黒のままだった。
58 つるときつね
 きつねが皿にスープを入れてつるにごちそうしたら、次は仕返しされたという話。
 いじわるなキツネが、おいしいスープを作って皿に入れ、ツルにごちそうした。ツルはくちばしが細長く、皿のスープを飲むことができない。キツネはその姿を見て笑う。くやしく思ったツルは、さらにおいしいスープを作り、首の細長いツボに入れてキツネに「どうぞ、召し上がれ」。今度はキツネが飲めない。ツルはそれを見て……。(イソップ童話)
59 つるの恩返し
 ある日、若者は、わなにかかった鶴を助けてやる。その晩、若者の家に美しい一人の女が訪ねてくる。 女は若者の妻となる。女は、機を織るのが上手で、織り上がった反物は高く売れた。女は、布を織っているところは絶対に見てはいけないと言う。しばらくは約束を守っていた若者だが、あるとき、どうしても我慢ができなくなり、女が機を織っているところをのぞいてしまう。若者は、鶴が自分の羽根を抜いて機を織っているのを目撃する。女は、若者が助けた鶴だったのだ。若者に見られた鶴は、悲しそうに鳴きながら森へと飛んでいき、もう二度と帰って来なかった。
60 てぶくろ
 おじいさんが森の中に落とした片方のてぶくろ。それを見つけたねずみがてぶくろの中に入り込む。 次にかえる。その次はうさぎ。さらに、きつね、おおかみ、いのしし、くまと、森の動物たちがやってきて、てぶくろはぎゅうぎゅうづめ。そこに人間がやってきて、動物たちはあわてて逃げて行った。静かな森に片方のてぶくろだけが残っていた。(ウクライナ民話)
61 とりのみじいさん
 働(はたら)き者のおじいさんが、美しい声で鳴く鳥をうっかり飲みこんで、 殿(との)さま行列の前で鳥の歌声を聞かせた。殿さまは大喜(おおよろこ)びで、宝物をごほうびにくれた。それを聞いたなまけ者のおじいさんは、むりやり鳥を飲みこみ、殿さま行列の前で歌った。ところが、怒(おこ)った鳥は言うことを聞かず、なまけ者のおじいさんはひどい目にあった。
62 長靴をはいた猫
 三番目の息子が遺産としてもらったのは、長靴がよく似合う一匹の猫。 猫は、息子の名を「カラバ侯爵」と改めさせ、王様にカラバ侯爵からだと言って獲物を贈った。また、村人たちに、人食い鬼の土地や畑はカラバ侯爵のものだと言うように頼んだ。猫は、人食い鬼の大王をネズミに化けさせ、見事に退治する。王様は喜んで娘をカラバ侯爵と結婚させた。(ペロー童話)
63 肉をくわえたイヌ
 肉をくわえたイヌが川を渡ろうとすると、もっと大きな肉をくわえてたイヌが水面に映っています。 そのイヌの肉も取ってやろうと思って「ワンワン。」とほえると、自分がくわえていた肉を川に落としてしまいました。見ると、水面のイヌも肉をくわえていません。自分の姿が水面に映っていただけだったのです。(イソップ童話)
64 ニルスのふしぎな旅
 なまけ者でいたずらなニルスは、小人に魔法をかけられ、自分も小人にされてしまう。 そして、がちょうのモルテンとともに雁たちの背中に乗せてもらい、冒険の旅が始まる。それまでは動物をいじめていたニルスだったが、雁たちといっしょに旅をすることによって、動物の気持ちがわかるようになる。そしてニルスは元の土地に帰ることに。ニルスが元の姿に戻るにはモルテンの首を切らなければならないと教えられ、ニルスの父親がモルテンの首を切ろうとすると、ニルスは自分は元に戻れなくてもいいからモルテンを助けてほしいと父親の前に飛び出した。そのとき、ニルスにかかっていた魔法がとける。(セルマ・ラーゲルレーヴ)
65 人魚姫
 人間の王子を好きになってしまった人魚姫は、魔法使いに自分の声と引きかえに2本の足をもらう。 王子と会うことはできたが、王子は他の国の姫と結婚してしまった。人魚姫の姉たちは、魔法使いに、自分たちの髪と引きかえにナイフをもらう。人魚姫がそのナイフで王子を刺せば人魚に戻ることができたのだが、人魚姫は王子を愛していたので刺すことができない。人魚姫は、魔法使いとの約束どおり泡となってしまった。(アンデルセン童話)
66 ねずみのすもう
 おじいさんが山に行くと、ねずみがすもうをとっていた。負けているのは自分の家のやせたねずみ。 その夜、おじいさんとおばあさんはねずみにもちをついてやった。次の日負けてしまった長者の家のねずみは、やせたねずみになぜ勝ったのかを聞く。おじいさんとおばあさんは今度は2匹分のもちをついてやる。喜んだ長者の家のねずみは家から米と銭を持ち出してきた。
67 ねずみのそうだん
 猫に鈴をつけようという話。天井裏のネズミたちは階下の猫に捕まらないか、ビクビクしながら 暮らしていた。猫対策のネズミ会議を開くが、よい案が見つからない。 若いネズミがはたと思いつく。「猫に鈴をつければ、上がってくるのがわかるよ」。「それは、よい考えだ」みんな納得し、よいアイデアだとほめたたえる。しかし、「その鈴は誰がつけに行くんだい?」年寄りのネズミがたずねたとたん、一同、黙り込んでうつむく。
68 ねずみの嫁入り
 ねずみの家族が、娘のおむこさんさがしをすることになり、世界で一番強い人をおむこさんにしようと 決めた。まず、太陽のところに行くと、雲の方が強いと言われる。雲のところに行くと、風の方が強いと言われる。風のところに行くと壁の方が強いと言われる。壁のところに行くと、壁に穴をあけてしまうねずみの方が強いと言われる。そこで、ねずみの娘はとなり村の若者ねずみと結婚することになった。(インドの昔話)
69 眠り姫
 ある国でお姫様が生まれ、王様は国中の人や妖精を招いてお祝いをした。しかし、 招待されなかった妖精が一人いた。その妖精は怒って、お姫様が16歳で死んでしまうように呪いをかけた。その呪いは、他の妖精の力によって完全には効かなかったが、お姫様は16歳になったとき、城中のみんなが眠ってしまい、城はいばらにおおわれてしまった。百年たったある日のこと、ある国の王子様がいばらの城にやってきて、お姫様を見つけ、キスをした。すると、城中のみんなが目を覚まし、王子様とお姫様は結婚した。(グリム童話)
70 のどのかわいたからす
 のどのかわいた一羽(いちわ)のからすが水がめを見つけました。その中には水が半分くらいしか 入っていません。からすは石ころを一つとっては水の中へ、また一つ取っては水の中へという風にこつこつと水を増(ふ)やしていき、最後(さいご)にはやっとくちばしが届(とど)いて水が飲(の)めたというお話。
          
71 白鳥の王子
 魔女に白鳥にされた6人の王子は、夜しか人間に戻れない。妹のエリザは、その魔法を解くために 6年間、声を出さずにイラ草で肌着を編み続ける。エリザは、無実の罪で火あぶりの刑に課せられそうになるが、そのとき、6羽の白鳥がエリザのところに飛んでくる。エリザは6枚の肌着を投げ、魔法が解ける。「石の上にも3年」ならぬ「石の上にも6年」。
72 はだかの王様
 仕事より新しい洋服が気になる王様のもとに詐欺師が訪れ、「愚か者には見えない不思議な服」を 作ると約束し、注文を受ける。 家来たちは愚か者だと言われたくないために、裸の王様の実際にはない洋服を着た姿をほめたたえる。 心の中では不安に思いながらも、誇らしげに歩く王様。 それをみた一人の少年が叫ぶ。「王様は裸だ!」
73 はちかつぎ姫
 かんのんさまのお告(つ)げで、幼い姫の頭に大きなはちをかぶせ、母は亡(な)くなった。 そのはちは、どんなに取ろうとしても決して取れなかった。成長した姫がかなでる美しい琴(こと)の音がきっかけで、ある若君(わかぎみ)に結婚を申しこまれる。若君の父は、はちをかぶった姫の姿(すがた)を嫌(きら)い、刀をふりおろす。そのとたん、はちが割れて、美しい姫が姿をあらわし、若君と幸せになる。
74 はなさかじいさん
 「ここほれわんわん」 犬のおかげで小判(こばん)をほりあてたおじいさん。ところが 隣(となり)のおじいさんが、犬を殺してしまった。犬を埋(う)めた場所から育ったかしの木でおじいさんはうすを作った。そのうすは、お米がわきだす不思議なうすだったが、隣のおじいさんがうすを燃(も)やしてしまった。その灰で、「枯れ木に花を咲かせましょう!」 おじいさんは、花咲かじじいと呼ばれ、殿様にごほうびをもらった。
75 ハメルーンの笛吹き
 昔、ハーメルンの町はねずみに悩まされていた。ある日、背の高い男の人が市長を訪ねて来て、 ねずみを退治する代わりに千ギルダーをくれるように言った。その男が笛を吹くと、数えきれないほどのねずみたちが出てきて、川に飛び込み、溺れ死んでしまった。町の人たちは大喜び。笛吹き男は約束の千ギルダーをくれるように市長に頼むが、市長はお金を払うのが惜しくなり、ねずみたちは勝手に出て行ったのだと言う。笛吹き男は、笛を吹き、子供たちを岩山の穴の中へと連れていってしまった。子供たちは二度と戻って来なかった。(ドイツ民話)
76 ひきょうなこうもり
 昔、鳥とけものが争いをしていた。コウモリは、戦いの様子を見て、けものの方が勝ちそうになると 自分はネズミに似ているからけものの仲間だと言ってけものに味方した。しかし、けものが負けそうになると、自分には翼があるから鳥の仲間だと言って鳥の味方に変わった。そのうち、鳥とけものは仲直りし、コウモリは仲間はずれにされてしまう。そのときからコウモリは、昼間は暗い穴にかくれていて、夜になると出てくるようになったのだ。(イソップ童話)
77 ピノキオ
 ゼペットじいさんに大切に作られた木彫りの人形、ピノキオは、じいさんの願いが通じて、 人間の子どもに なった。ところが自由に動き始めたとたん、うそをついたり悪さをしはじめる。 女神は、そんなピノキオの鼻をのばしたり、体の一部をロバに変えたりして、罰を与える。(カルロ・コッローディ(イタリア))
78 フランダースの犬
 将来画家を目指す少年ネロと老犬パトラッシュは、あこがれのルーベンスの絵を見るために長い旅に 出る。
 しかし貧乏な少年と犬に世間は冷たかった。誤解の解けぬまま疲れた体をひきずり、ルーベンスの絵のある大聖堂にようやくたどり着いたが、それは天国への旅立ちのときでもあった。(セルマ・ラーゲルレーヴ)
79 ふるやのもり
 ある夜、老夫婦が住む古い家に、お互いそうとは知らず、偶然同時にしのびこんだオオカミと泥棒は、 二人の話に耳をそばだてる。「おじいさん、世の中で一番恐ろしいものは?」 「泥棒もオオカミも怖いが、ふるやのもりが一番こわい」。(ふるやのもり?)驚いたのは、真っ暗の屋根裏にいたオオカミと泥棒。ゴソゴソしているうちにお互いの体が触れ(ふれ)、(で、出たぁ……ふるやのもりだ!)と一目散に逃げ出してしまった。
80 ブレーメンの音楽隊
 年老いたロバ・犬・猫・オンドリがブレーメンに向かう途中、家を見つけ、のぞいてみると、 泥棒たちがおいしそうなごちそうを食べている。 おなかがペコペコの4匹は知恵をしぼり、ロバの上に犬、犬の上に猫、猫の上にオンドリが乗っかって、大きな声を出した。泥棒たちは驚き、逃げていった。4匹はごちそうにありつくことができた。(グリム童話)
81 ヘンゼルとグレーテル
 ヘンゼルとグレーテルのきょうだいは、まま母に捨てられ、山の中で魔女(まじょ)につかまったが、 協力(きょうりょく)して魔女から逃(に)げ出すことができた。ヘンゼルを太らせて食べようとした魔女だが、かしこいグレーテルが、ヘンゼルの腕(うで)の代わりに細い枝をさし出してだましたり、パン焼(や)きがまに魔女をおしこめてやっつけたり、大活躍(だいかつやく)。(グリム童話)
82 星のひとみ
 クリスマスイブの夜、赤ちゃんがトナカイのそりから投げ出されてしまう。狼たちは赤ちゃんを 食べようとするが、赤ちゃんの瞳を見ると、逃げるように去ってしまった。赤ちゃんがほほえんだとき、星たちはキラキラと輝き、その輝きが赤ちゃんにも宿ったのだった。そこに通りかかったお百姓さんは、赤ちゃんを家に連れて帰り、エリーサベトと名づけ、家ではリースと呼ぶことにした。リースに不思議な力があることに気づいたお母さんは気味悪がって、お父さんが留守の間にリースを雪の中に置いてきてしまう。旅先で、リースが家を守ってくれているという夢を見たお父さんは、すぐにリースをさがしに出かけたが、リースの姿はもうなかった。(サカリアス・トベリウス(フィンランド) )
83 マッチ売りの少女
 大晦日(おおみそか)の夜も、空腹(くうふく)でこごえている貧(まず)しいマッチ売りの女の子。 少しでも暖まろうとマッチをすると、炎の中においしそうなごちそうや、クリスマスツリーのまぼろしが浮(う)かび上がる。何本目かのマッチをすると、大好きなおばあさんが、女の子を胸(むね)に抱(だ)いて天国へ連れて行く。二度とお腹をすかせたり寒さにふるえたりすることはない天国へ。(アンデルセン童話)
84 三つのねがい
 昔、貧しいきこりの夫婦がいた。森に木を切りに行くと、根っこから小さなおじいさんが 飛び出して来て、この木を切らなかったら三つの願いをかなえてやると言う。夫婦は、願い事がたくさんありすぎて、三つだけに決めるのに困ってしまった。おなかがすいただんなさんが思わず「ソーセージが食べたい。」と言うと、目の前にソーセージがあらわれた。奥さんが怒ってだんなさんを怒鳴りつけると、だんなさんも怒って「このソーセージ、おまえの鼻にくっついてしまえ。」と言った。すると、ソーセージが奥さんの鼻にくっついてしまった。二人は、仕方なく、「ソーセージよ、とれろ。」とお願いした。これで三つの願いはおしまいになってしまった。(ペロー童話)
85 みつばちマーヤの冒険
 生まれたばかりのみつばちの女の子マーヤは好奇心旺盛。カッサンドラ先生に飛び方やミツの集め方を 教えてもらうと、ひとりで冒険の旅に出る。仲間のウイリーやフィリップ、またかぶと虫やバッタなどとの出会いを通して愛や友情の大切さを学び、成長していく。(ワルデマル・ボンゼルス(ドイツ))
86 みにくいアヒルの子
 あひるのお母さんが育てているひなの中に、一羽だけ灰色のみにくい子がまざっていた。 そのみにくいあひるの子は、兄弟や周りの動物たちからいじめられ、つらい日々を送る。しかし、最後には、純白の美しい白鳥になった。(アンデルセン童話)
87 むじな(のっぺらぼう)
 四十間堀川のほとりにむじなが棲んでいた。大工の晋作は、仕事を終え、家に帰る途中、 四十間堀で泣いている女に会う。晋作が声をかけると、女は振り返ったが、その顔には目も鼻も口もなかった。しばらくしたある日、晋作はまた泣いている女に出会う。今度こそ正体をつきとめようと、女に声をかけると、女はお堀に徳利を落としてしまったと言う。晋作は、自分の持っていた徳利を女に差し出す。女がそれを受け取った途端、風がヒューと吹いて女は消えてしまった。
88 ものぐさ太郎
 寝(ね)てばかりの面倒(めんどう)くさがりのものぐさ太郎は、金持ちになるという夢ばかりを見て 暮らしていた。あるとき殿様から、体の丈夫な男をけらいにしたいという話があり、体力のありあまっていた太郎が選(えら)ばれた。心を入れかえて熱心に働いた太郎は、めきめきと頭角(とうかく)をあらわし、夢の通りの大金持ちになったという出世物語。
89 桃太郎
 おばあさんが川で洗濯をしていると大きな桃が流れてきた。その桃から生まれた桃太郎は、 おじいさんとおばあさんに大切に育てられる。ある日、桃太郎は鬼ヶ島に鬼退治に出かけた。途中で出会う犬、猿、雉にきびだんごを分けて家来にし、見事に鬼を退治した桃太郎は、鬼ヶ島の宝を持ち帰って幸せに暮らした。
90 養老の滝
 貧乏(びんぼう)な木こりの息子はたいへんな親孝行だった。お酒が好きな父に、何とか たくさん飲ませてあげたい。ある日、仕事中にがけから落ちてしまった息子は、美しい滝を発見する。その滝の水は、なんと上等のお酒だった。滝の評判は天皇の耳にも入り、「養老(ようろう)の滝」と名付けられ、親孝行な息子はたくさんのごほうびをもらった。
91 ライオンとねずみ
 ライオンが昼寝をしていると、大きな山だと思って、ねずみがライオンの背中にのぼってしまった。 ライオンはねずみをつかまえて食べようとする。ねずみは、いつかきっとあなたの役に立つから逃がしてくれとたのむ。ライオンは、ねずみを食べても腹の足しにもならないと大笑いしてねずみを逃がす。しばらくたったある日、ライオンは猟師の仕掛けたあみにかかってしまう。そこにねずみがやってきて、あみをかじってライオンを助ける。体が小さくても大きな力を出すことができることがわかったライオンはねずみにあやまった。(イソップ童話)
92 ロバと荷物
 荷物(にもつ)を運ぶロバがいました。ある日塩を運びながら川をわたっているとき、すべって 水の中へ。塩はみるみる溶(と)けてしまいました。これに味(あじ)をしめたろばは次の荷物を運ぶときももわざと水の中へ。しかしそれは海綿(かいめん)だったので、水を吸(す)って重(おも)くなってしまったというお話。
93 わがままな巨人
 自分の庭から子供たちを追い出した巨人。その巨人の庭には春がなかなか来なかった。ある日、 へいのこわれた穴から子供たちが入ってくると、巨人の庭は春一色となった。ところが、庭のすみの木の下で一人の小さな子供が泣いている。その子が木に登れないからその木の周りには春が来ないのだった。巨人はその子供を抱き上げ、木の枝にすわらせる。すると、木は枝いっぱいに花を咲かせた。巨人がへいをこわすと、子供たちが庭に駆け込んできた。巨人は、自分が木にすわらせた子供をさがすが、その子の姿はない。ある日、巨人は、庭のすみの木が金色に輝き、その木の下にあの小さな子が立っているのを見つける。巨人が近づき、その子を抱きしめようとすると、両手と両足にくぎで打たれたあとのあることに気づく。その日の午後、巨人の庭に遊びに来た子供たちは、庭のすみの木の下に横たわっている巨人を見つけた。巨人はおだやかな顔で永遠の眠りについていたのだった。(オスカー・ワイルド)
94 わらしべ長者
 金持ちになりたいとかんのんさまにおいのりした男が、「一番はじめにさわったものをだいじにもって たびをするように。」と言わました。言われたとおりに一本のわらしべを大切にしていると、わらしべがみかん、反物(たんもの)、馬、最後には大きな屋敷(やしき)や田畑になり、大金持ちになったというお話。

 
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