1 |
悪貨は良貨を駆逐(くちく)する 質の悪い人間がはびこって、優れた人間が姿を消すということ。 …… |
2 |
悪銭(あくせん)身につかず 不正な手段で得た金は、つまらないことに使ってしまうからすぐな…… |
3 |
悪法も法である(ソクラテス) |
4 |
新しいブドウ酒は新しい皮袋に 新しい考えや新しい内容は、新しい形式で表現することが必要であ…… |
5 |
雨降って地固まる 一度ごたごたのあったあとに、かえってよくまとまる。 |
6 |
蟻(あり)の穴から堤(つつみ)がくずれる 堅固な堤も、蟻のあける小さな穴がもとでこわれる。
…… |
7 |
案ずるより産むが易(やす)し 心配するよりもやってみると、意外にやさしい。 |
8 |
石の上にも三年 冷たい石の上にも三年すわり続ければ暖まる。つらくてもがまんし…… |
9 |
石橋をたたいて渡る 非常に用心深く、十分に確かめてから物事をなすたとえ。念には念…… |
10 |
医者の不養生(ふようじょう) 医者は、人には養生を勧めながら、自分は案外不養生なものである…… |
11 |
衣食足りて礼節を知る 生活が豊かになって、礼儀にも気を配るようになる。 |
12 |
急がば回れ 急ぐときには危険な近道を通るよりも、遠くても安全な道を回るほ…… |
13 |
一事が万事 一つのことの様子を見れば、ほかのこともわかる。 |
14 |
一年の計は元旦にあり 何事も初めが肝心だ、しっかり計画を立て、着実に実行せよとの戒…… |
15 |
一国の政治は、その国の国民の民度を出ない(ウェーバー) |
16 |
一寸(いっすん)の虫にも五分(ごぶ)の魂 どんなに小さく弱い者にも、それ相応の意地がある。
…… |
17 |
井の中の蛙(かわず)大海を知らず 自分の周りの、ごく限られた範囲のことしか考えない、 見聞の狭…… |
18 |
入るを量りて出ずるを制す 収入の額をよく計算して、それに応じた支出をすること。 |
19 |
鰯(いわし)の頭も信心(しんじん)から 信じて拝めば、鰯の頭のようにつまらないものでも ひどくありが…… |
20 |
氏(うじ)より育ち 人の価値は、血統よりも環境や教育や努力によるところが大きい。 |
21 |
嘘(うそ)も方便(ほうべん) 物事を円満に運ぶための手段として、時と場合によっては嘘も つ…… |
22 |
鵜(う)の真似をする烏(からす)、水に溺(おぼ)れる 自分の能力を考えずに人の真似をすると失敗する。 |
23 |
馬の耳に念仏 馬が念仏など聞いても少しもありがたく感じない。
人…… |
24 |
生みの親より育ての親 生んでくれた親よりも養い育ててくれた親の方に愛情や恩義を感じ…… |
25 |
瓜(うり)のつるになすびはならぬ 平凡な親からは非凡な子供は生まれない。
血統は争え…… |
26 |
蝦(えび)で鯛を釣る わずかな元手で大きな利益を得る。 |
27 |
岡目八目(おかめはちもく) 部外者のほうがよくわかる。 |
28 |
屋上(おくじょう)屋(おく)を架す 重複して無用なことをする。 |
29 |
おごれる者久しからず(平家物語) 栄華を極め、勝手な振る舞いをするものは、長くその地位を 保つ…… |
30 |
渇(かっ)しても盗泉(とうせん)の水を飲まず どんなに困窮しても悪いことはしないたとえ。 |
31 |
勝ってかぶとの緒をしめよ 戦いに勝っても勝ちにおごって気を許さずに心を引き締めよという…… |
32 |
勝てば官軍 強い方が正しいとされ、弱い方が悪いとされるのが世のならわしで…… |
33 |
蟹(かに)は甲羅(こうら)に似せて穴を掘る 人は、自分の分に応じた行動をするものだ。
人はそれ…… |
34 |
果報は寝て待て あせらずに待っていれば、幸運は自然とやって来る。
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35 |
亀の甲より年の功 年長者の経験は尊重しなければならない。 |
36 |
かわいい子には旅をさせよ かわいい子には苦労の多い旅をさせて、世の中の苦しみやつらさを…… |
37 |
艱難(かんなん) 汝(なんじ)を玉にす 人間は苦労を経験して初めて立派な人物になることができる。 |
38 |
学問に王道はない 学問というものには、手軽に身につける特別な近道はない。 |
39 |
聞くは一時の恥聞かぬは末代(まつだい)の恥 知らないことは恥ずかしがらないで必ず聞きただせという意。 |
40 |
窮(きゅう)すれば通ず 困り切ると解決の道が開ける。 |
41 |
窮鼠(きゅうそ)猫をかむ 追い詰められたねずみは、反対に猫にかみつく。
追い…… |
42 |
麒麟(きりん)も老いては駑馬(どば)に劣る 優れた人でも老衰すると その働きが人より劣り、愚鈍な人にも勝…… |
43 |
腐っても鯛 たとえ腐っても鯛は魚の王である。
よいものはどんな…… |
44 |
君子(くんし)は和して同ぜず、小人(しょうじん)は同じて和せず(論語) 人のつきあいは、 調和するように心がけるべきではあるが、むや…… |
45 |
鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうご)となるなかれ 大きな団体でしりについているよりも、 小さな団体でもその長と…… |
46 |
怪我の功名(こうみょう) 失敗が思いがけずよい結果につながること。 |
47 |
剣によって立つ者は剣によって滅ぶ 武力で得たものは、武力によって滅ぼされる。 |
48 |
光陰(こういん)矢のごとし 歳月のたつのは早いものだというたとえ。 |
49 |
後悔先に立たず 事が終わってから、そのことについて悔やんでも取り返しがつかな…… |
50 |
恒産(こうさん)なければ恒心なし(孟子) 物質生活は人心に大きな影響を及ぼすもの で、定まった生業のな…… |
51 |
弘法(こうぼう)も筆の誤り 学問や技芸が非常にすぐれた人でも時には誤ることもある。 |
52 |
虎穴に入らずんば虎児を得ず 危険を冒さなければ成功は収められない。 |
53 |
郷(ごう)に入(い)っては郷に従え 人は、住んでいる土地の風習に従うのがよい。
新しい…… |
54 |
塞翁(さいおう)が馬(幸不幸は入れかわる) 人生の禍福、幸不幸は、変転して定まりないものである というた…… |
55 |
災害は忘れたころにやってくる(寺田寅彦) 油断大敵。 |
56 |
歳月人を待たず 年月の流れは非常に速くて人を待ってくれないから、今という時を…… |
57 |
最大多数の最大幸福が道徳と法律の基礎である(ベンサム) 個人の快楽の追及を社会の幸福と一致させる ためには、「最大多…… |
58 |
先んずればすなわち人を制す 人より先に物事を行えば他人を押さえて有利になるが、遅れると …… |
59 |
去るものは日々に疎(うと)し 死んでしまった人は、日数がたつにつれて世間からしだいに 忘れ…… |
60 |
三度目の正直 一回目や、二回目はだめでも、三回目は、確かであるということ。…… |
61 |
三人寄れば文殊(もんじゅ)の知恵 平凡な人間でも三人寄り集まって考えれば 文殊菩薩(もんじゅぼ…… |
62 |
鹿を逐(お)うものは山を見ず 一つのことに夢中になっている者は、ほかのことを顧みない。 <…… |
63 |
知って行わざるは、知らざるに同じ 知っていることも、実行に移さなければ、知らないのと同じことに…… |
64 |
宗教は国民の阿片(あへん)である(マルクス) |
65 |
朱に交われば赤くなる 人はつきあう友によって、善にも悪にも感化される。
…… |
66 |
小人(しょうじん)閑居(かんきょ)して不善(ふぜん)をなす(大学) 暇があると、 品性の劣っている人間は、よくないことをする。 |
67 |
小の虫を殺して大の虫を生かす 大きい物事を成就させるためには、やむをえず小さい物事を犠牲に…… |
68 |
将を射んとする者はまず馬を射よ 目的物を得るためには、その周囲にあるものから攻めてかかるのが…… |
69 |
初心忘るべからず(花伝書) 学び始めた頃の、謙虚で緊張した気持ちを失うなの意。 …… |
70 |
児孫(じそん)のために美田(びでん)を買わず(西郷隆盛) 良い田を買って子孫のために財産を残しても 本人たちのためにな…… |
71 |
人間(じんかん・にんげん)到るところ青山(せいざん)あり 故郷だけが骨を埋める土地とは限らない。
人間が活動…… |
72 |
人生意気に感ず 人生は互いの意気に感じて動くものである。
心と心と…… |
73 |
好きこそ物のじょうず 素質とかよい指導者とか、大成するにはいろいろな条件が考えられ…… |
74 |
過ぎたるは及ばざるがごとし やりすぎは、不足と同じ。 |
75 |
捨てる神あれば拾う神あり 見捨てられる一方で助けられることもある。
人間の運…… |
76 |
住めば都 住み慣れれば、どんな土地でも都同然に住み心地がよくなるもので…… |
77 |
精神一到何事か成らざらん 精神を集中して努力すればどんな困難なことでもできないことはな…… |
78 |
清濁(せいだく)あわせ呑む 度量が大きく、分け隔てしないで誰でも受け入れる。
…… |
79 |
急(せ)いては事を仕損じる あまり焦ると失敗しやすい。
Haste make…… |
80 |
積善(せきぜん)の家には余慶(よけい)あり よいことをしている家にはよいことがおこる。 |
81 |
世間の口に戸は立てられぬ 世の中のうわさは防ぎようがない。 |
82 |
狭き門より入れ。滅びに至る門は大きくその道は広くこれより入る者は多し 事をなすのに楽な方法を とるよりは、かえって入りにくい苦しい…… |
83 |
栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し 栴檀という香木は、芽ばえたときから既によい香気を 発する。
…… |
84 |
船頭多くして船山にのぼる 物事を進めるにあたって、指示をする人が多いために統一がとれず…… |
85 |
前車のくつがえるは後車の戒(いまし)め 前人の失敗は後人の戒めとなる。 |
86 |
大器晩成 大人物は若いころは目立たず、年をとってから大成するという意味…… |
87 |
大木は風に折られる 高くのびた木は風当たりが強く、風害を受けることが多い。 |
88 |
多芸は無芸 多芸の人は、とくにすぐれた芸がない。 |
89 |
立つ鳥あとを濁さず 鳥のようなものでも、飛び立つときは自分の去ったあとを濁さない…… |
90 |
蓼(たで)食う虫も好きずき 苦い蓼の葉を食べる虫がいるように、人の好みはさまざまで、 一…… |
91 |
玉(たま)みがかざれば器(き)をなさず どんなによい玉でも、加工して磨いて始めて宝の器物となる。 <…… |
92 |
大は小を兼ねる 大きいものは小さいものの効用を合わせ持つ。
小さい…… |
93 |
血は水よりも濃い 血縁の力は強い。 |
94 |
朝三暮四(ちょうさんぼし) 目先の違いはあるが本質はかわっていない。
人を口先…… |
95 |
長所は短所 長所もあまり当てにしすぎると、かえって失敗することがある。 …… |
96 |
塵(ちり)も積もれば山となる ごくわずかなものでもたくさん積み重なるとついには高大なものと…… |
97 |
使っている鍬(くわ)は光る たえず努力して自分の仕事に打ち込んでいる人は、生き生きとして…… |
98 |
角(つの)を矯(た)めて牛を殺す 少しの欠点を直そうとして、かえってそのものをだめにしてしまう…… |
99 |
罪を憎んで人を憎まず 犯した罪を憎むが、その人は憎まない。
罪を犯した人…… |
100 |
鉄は熱いうちに打て 人間は純真な精神を失わないうちに十分に鍛えないと効果が上がら…… |
101 |
天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず(孟子) 日の吉凶や寒暑・晴雨など、天候や時日を 利用して攻めるのは有…… |
102 |
天は自ら助くる者を助く 独立独歩、他人を当てにせず、自ら奮闘努力してやまない人には自…… |
103 |
出る杭(くい)は打たれる ほかの杭より高く出た杭は打ちへこまされる。
差し出…… |
104 |
燈台(とうだい)下暗し 手近のことはかえってわからず、気がつかないでいるという意味。…… |
105 |
十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人 小さいときは教え込めば何でも覚えるが、 それは真の才能ではな…… |
106 |
毒をもって毒を制す 悪いことを別の悪いことで押さえる。 |
107 |
情けは人のためならず 人に情けをかければいつかは自分のためにもなる。 |
108 |
なまけ者の節句働き 平素なまけている者に限って、ほかの人が仕事を休んで祝う節句の…… |
109 |
生兵法(なまびょうほう)は怪我(けが)のもと 未熟な兵学・武術の心得は、身を守るどころか 、かえって大怪我…… |
110 |
習い性となる(習慣は第二の天性) 悪い習慣を繰り返していると、それが生まれつきの性格のようにな…… |
111 |
習うより慣れよ 教わり習っただけでは自分のものにならないが、何度もやって体が…… |
112 |
逃がした魚は大きい 手に入らなかったものは大きく感じられる。
手に入れ…… |
113 |
二兎をおう者は一兎も得ず 同時に異なった二つのことをしようとがんばっても、どちらもうま…… |
114 |
人間は一本の葦(あし)にすぎない。だが、それは考える葦である(パスカル) |
115 |
能ある鷹は爪をかくす 実力、才能のある人物は、むやみにそれを外部に表さず謙虚にして…… |
116 |
のどもとすぎれば熱さ忘れる 苦しい経験も、それが過ぎ去ればけろりと忘れてしまう。
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117 |
花よりだんご 外観より内容をとるという意味。 |
118 |
早起きは三文の得(徳) 朝早く起きると何かしらよいことがあるものである。
…… |
119 |
人の振り見てわが振り直せ 人の行動の良い点悪い点を見て、自分の行動を反省し、欠点を改め…… |
120 |
人を相手にせず、天を相手にせよ |
121 |
人を呪わば穴二つ 他人に害を与えようとすれば自分にも。 |
122 |
百聞は一見にしかず 人の話を何度も聞くよりも、一度実際に自分の目で見た方がよいと…… |
123 |
百里(千里)の道も一歩から 遠い旅路も足もとの第一歩から始まる。
偉大な事業も…… |
124 |
貧(ひん)すれば鈍(どん)する 貧乏すると、利口な人でも愚かになる。
食を求めてあ…… |
125 |
覆水(ふくすい)盆に返らず(過ぎたことは取り返せない) 一度失敗したことはとり返しがつかないたとえ。 |
126 |
太ったブタになるよりは、やせたソクラテスになれ |
127 |
下手の考え休むに似たり よい考えも出ない人がどんなに時間をかけて考えても、ただ時間を…… |
128 |
仏の顔も三度 いかに無邪気な人、慈悲深い人でも、礼儀知らずな行いを繰り返さ…… |
129 |
まかぬ種ははえぬ 何もしないでいては、よい報いは得られない。
原因を…… |
130 |
馬子(まご)にも衣裳 身なりだけ整っていることを、皮肉に、または好意的にいうことば…… |
131 |
自ら省(かえり)みて直(なお)くんば、千万人といえども我行かん(孟子) 自分が正しいと思ったら 、反対する者が何人いようと自分の考え…… |
132 |
水清ければ魚住まず あまりに清廉潔癖(せいれんけっぺき)すぎると、人に親しまれな…… |
133 |
三子(みつご)の魂(たましい)百まで 持って生まれた性質は一生変わらない。
The ch…… |
134 |
実るほど頭(こうべ)をたれる稲穂かな 年をとっていろんな知識を得ても人にはいつも低い姿勢で いると…… |
135 |
餅(もち)は餅屋蛇(じゃ)の道はへび 物にはそれぞれの専門家があって、素人はやはり専門家には 及ば…… |
136 |
安物買いの銭(ぜに)失い 安い物はそれだけ粗悪で長持ちしないから、かえって高いものにつ…… |
137 |
柳に雪折れなし 柔軟なものは剛直なものよりもかえってよく事に耐えることができ…… |
138 |
やはり野におけ蓮華草(れんげそう) 蓮華草のような野の花は、自然の野に咲いているからこそ 美しい…… |
139 |
山高きが故に貴からず 見かけが立派だからといって貴いのではない。 |
140 |
雄弁は銀、沈黙は金 上手によどみなく話すことは大切であるが、いつ、どのように沈黙…… |
141 |
楽あれば苦あり(苦あれば楽あり) 人生には、楽しいこともあれば、また、苦しいこともあり、一概に…… |
142 |
李下(りか)に冠をたださず(瓜田(かでん)に履(くつ)をいれず 他人から疑いを受けやすい行為は しないほうがよいたとえ。 |
143 |
良薬は口に苦し 良い薬は苦くて飲みにくいが、病気にはよく効く。
自…… |
144 |
類は友を呼ぶ 同じ仲間同士が自然に集まるようになる。
善良な人の…… |
145 |
例外のない規則はない どんな規則にも必ず例外がある。
物事は、理屈だけで…… |
146 |
論語読みの論語知らず 書物を読んで、言葉の上では理解するが、その真髄を体得せず、ま…… |
147 |
ローマは一日にしてならず すべて大きな事業は、長い年月を必要とする。
物事は…… |
148 |
禍(わざわい)を転じて福となす 災難をうまく処置して、かえって幸福を得るようにすること。 |