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私の描く未来の社会
アジサイの広場
さやかあおべ高1
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 広島、長崎に唯一原子爆弾が落とされてからまだ五十数年しかたってないが
、世界ではいまだに沢山の戦争が起きている。私達はなんの為に社会科の勉強
をしているのだろうか。私は人間がもう一度あやまちを侵さないために勉強す
るのだと思う。しかし、今の日本でその勉強がいかされているかと言うと決し
てそうではないと思う。人間は常に過去から沢山のことを学び、それを基に未
来を開いてゆくべきである。私達は本当の事実を勉強し、もっと現実に役立て
て、平和な未来をつくっていかなければならない。
 
 そのために、まず戦争の悲惨さについて知る必要がある。今の教育はただ、
「1945年…終戦」などと暗記させるだけだ。しかし、暗記をしただけで、
戦争の苦しみを理解し、それから展望して、戦争をすることがどれだけ人間を
傷つけるか、なんの解決ももたらさないということがわかるだろうか。日本は
直接に原子爆弾の放射能を浴びた国である。現在、60歳以上の方は直接に戦
争を経験しているわけだし、そういう人達の話を聞き、戦争の恐ろしさを、紙
からではなく、人から人へという具合に伝えていくことが大切である。今そう
いうことを学んでおかないと、これから50年後に、急に戦争の恐ろしさを学
ぼうとしても、経験者はない。唯一原子爆弾が落とされた国として、もっとも
っと沢山の経験者を通じ、沢山のことを学ぶ必要がある。
 
 又、学ぶべき人間の心構えというのも大切であると思う。今、日本は世界の
中で平和な国である。戦争もない、だから、戦争の辛さを理解することは難し
いのだ。だからもちろん私にも理解することは難しい。また、大げさに言うと
今の日本にはあんまり関係ないのでどうでもいいと考える人もいるだろう。こ
の前テレビで、「渋谷で街灯インタビュー」というのをやっていたが、驚いた
ことに、若者の60%が日本が戦争をしていたことを知らなかったそうである
。しかし、日本全国どこの小学校、中学校でも、社会科の授業があり、必ず戦
争のことについて、触れているはずである。習ったはずなのに知らないという
のは本人が戦争のことについて、関心がないからである。これから私達が戦争
のことについて、関心を持ち、意志をもって戦争のことを学んでいかなければ
、平和な未来をつくってゆくことはできないのだ。
 
 たしかに、日本では戦争は終わり、今は爆弾におびえて生活するようなこと
はない。しかし、過去の過ちから、沢山のことを学び、これからの未来を切り
開いていかなければ、平和な未来は作り出せないと思う。「寒さにふるえた者
ほど、太陽の暖かさを感じる。」という言葉がある。戦争の辛さを理解してこ
そ、平和な未来があるのではないか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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