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お金にかえられないもの(こっちがホント) イチゴの広場
ミルクあいま高2

 現在の日本は昔に比べてかなり豊かになった。町を歩いていると、ブランドもののバックを持ち歩いている若い人たちがたくさんいる。私達高校
生の中でも、ブランドものの財布を当たり前のように使っていたりする。食事も近くにあるファーストフード店ですまし、お腹がいっぱいになると すぐに捨てたりする。このようにものの価値があまり把握できなくなってきてしまっている。こんな中で私達が本当に大切にしなければならないも  

 もともと日本が始めた経済活動は、人間を飢えや病苦や長時間労働から解放するためのものであった。しかし日本は金持ちになればなるほど追い
立てられ、子供は偏差値で選別され、自然はどんどん破壊されている。人間の価値ですらも、金になるかならないかで判断されている。学校でも勉 強ができる子は必死に面倒を見られ、出来ないひとは放っておかれる。ようするに、利益が大きくなければ評価されないということだ。  

 確かに、私達はなにかというと「金」を思い浮かべる。あったほうが便利だし、当たり前だがないと不便である。誰だって貧乏よりは金持ちにな
りたいだろう。でもお金にはかえられないものがあるはずだ。例えば自然。木を伐採することはあっという間にできるがまた再生するのには、何十 年、何百年とかかる。人間関係もそうだ。金がからむとすぐに人は変わってしまう。それまでにつちかわれてきた友情や愛情や信頼というものが一 瞬にして崩れてしまう。他にも考えればきりがない。  

 私達は豊かだ。しかしある意味では貧しいのかもしれない。金に執着し、依存している。本当に大切なものはお金には変えられない、思いやりな
のではないだろうか。自分だけのことばかりでなく、誰かに喜んでもらったり、一緒に泣いたり笑ったりできるような時間を大切にしていきたい。  

 
 

 
                                               
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